青空のように・・・

ＫＡＴの熱は、昨日薬が効いて、一旦３６度まで下がったのですが、
今朝は３９度まで上がり、お医者さんから言われた
「ばい菌が増えたらもっと熱があがるかも・・・」の通りになりました
今日も、部屋に隔離されて過ごしているＫＡＴですが、
さすがにこの高熱では、しんどいようです
朝食なんて、「ゲボ出そう」と言いながら、
２枚目のトーストを食べようとしているので、
「だったら、もう食べなくていいから」と言って、止めました
まだ、この辺の自己調整は難しいようです

障碍者の入所施設に実習に行っているお姉ちゃんですが、
昨日は怒り心頭で帰ってきました

入所している青年４名（２０代前半）を連れて、
施設職員（１名）と一緒に、選挙の期日前投票に行きました
職員が投票所で誓約書だったかの手続きを書いている間、
お姉ちゃんが青年たちを見ていたのですが、
その手続きの途中で、投票所の担当者（市の職員？）から
「待った」がかかり、どこかに問合せし始めました
かなりの時間待たされ、待つことが苦手な青年たちは、
ドンドン機嫌が悪くなり、パニックになりかけた方も・・・
その状態での投票は無理との判断か、
結局、待たされた上に投票できずに帰らされました

実は、今回の選挙に、４枚の入場整理券が届いた我が家
それを見ながら、「ＫＡＴには届くのだろうか」とふと思っていました
その青年たちには、入所施設に本人宛で届いていたそうです

・・・だったら、そういう人たちも投票に来ることはわかっていたはずです
確かに、投票するということは、本人の意思であるべきだし、
その意思表示が自分でできない人は難しいと思います
なので、投票所では、市の職員が一緒に付いて、
本人が指差し等ができれば、市の職員がその意思を代わりに記入して、
投票することができることになっているそうです

娘が言うには、指差しで意思表示できる人もいたんですが、
それなのに、彼らはできなかった
投票できなかった理由は何なんでしょう
きっと、いくつもの原因が重なっているように思います

行政側が、そういう方たちの投票に対応する準備をしていなかったこと。
施設側が、支援の必要な青年たちを連れて投票に行くことを、
前もって伝えていなかったこと。
ご本人たちが、待たされたことで落ち着かなくなってしまったこと。

ちょっとした心遣いがあれば、
何でもなくスムーズに事が運んだかもしれません
小さな手抜きが、本人達を辛い状況に追い込んでしまいます
こういう事って、実は日常にたくさんあるような気がします

いつものように娘が聞きました・・・「お母さんならどうする」
え～っとね～
投票所の近い場所に市の障害福祉課があるので、
投票所の担当者が問合せして待たされている間、
その青年たちを連れて障害福祉課へ行き、
「期日前投票に来たんだけど、投票させてもらえんげんけど～」
って、言ってくる
ただ待たされているだけの青年たちの気分転換にもなるし（動くことで）、
その場で訴えるって大事よ