青空のように・・・

Ｐｉｅｃｅ作品展が始まって、１週間経ちました
連日、多くの方にご来場いただき、本当にありがとうございます
今年は何だか毎日バタバタしていて、あまり会場には行けないのですが、
日曜日に小学校時代の先生と、今の学校の先生が来てくださった時には、
ちょうど会場にいて、お会いすることができて、本当に良かったです

今日は、用事もあって午前中に会場へ
すると、私が入るのと同時のようにして、
一人の男性が観覧にいらっしゃいました
一通り見て、一旦帰ろうとされたのですが、
私が、携帯で作品を撮っているのを見て、
「関係者の方ですか」と声をかけられました

「少し質問させてもらって良いですか」とのことで、
「発達障碍は知的障碍とは別のものですよね」
という問いかけに始まり、
「こんなこと聞いても良いのかどうか・・・」と遠慮されていたので、
「何でも聞いてください」と話し始めました

発達障碍の方の困り感やコミュニケーションなど、
掲示してある資料にも目を通されたようで、
いろいろ気になることを聞かれました
一つ一つに、丁寧にお答えしたつもりですが、
最後にその方が、
「もしかしたら、自分も発達障碍なのかもしれない」
というようなことを言われました

実は話しているうちに、私も何となくそんな気がしてはいました
きっと、社会の中での生き難さを感じているご本人だと・・・
なので、その方のカミングアウトの前に、
この言葉を贈りました

「発達障碍は、社会に受け入れられれば障碍ではなくなる」

この作品展をきっかけに、
発達障碍のことを考えてくれる人が増えることが、
私たちの願いの一つです

『拈華微笑』
今年、ＫＡＴが書いた作品の一つ

ことばを用いずに、心から心に伝える
コミュニケーションの一つの方法

コミュニケーションとは、ことばを使うものだと決めたのは、
単に、その方が皆がわかって便利だからであって、
たとえ障碍があっても、
間違いなく誰もがコミュニケーションの方法を持っているのに、
それが多数派の社会に認められないだけで、
その方法を否定され、“障碍”と言われてしまっている