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2009.08.01
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カテゴリ:雑誌・書籍

湘南味で勝負のB級グルメガイド

 ミシュランガイドの日本語版ができた時に少しの期間だけ大騒ぎになった
が、タイヤメーカーのミシュランが移動の道具として生まれたクルマをもっ
と利用してもらうために人間が生きて行く上での3大要素「衣・食・住」の、
特にクルマと関係づけができる食の部分にスポットをあてた事は100年以上
を経た今でも、色あせることなく、ワクワクするドライブの動機付けとして
核心をついていると思う。

 私も歴史的な日本版のミシュランガイド初版をたまたま東京に発売日に目
がついたので買ってみたが、興味深かったのはその歴史だ。小冊子が付属し
ておりそこには、こう書かれていた。(以下引用)

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 パリ万博が行われた1900年、自動車運転者向けのガイドブックとしてフ
 ランスで発行されたのが始まりである。内容は、郵便局や電話の位置まで
 示した市街地図のほか、都市別のガソリンスタンドやホテルの一覧、さら
 には自動車の整備方法などであった。これは35,000部が印刷されて無料
 で配布された。発行者であるミシュラン社はタイヤ会社であり、これによ
 り自動車旅行が活発化し、タイヤの売れ行きが上がることが目論みだった
 
 といわれる。
 第一次世界大戦に伴い1915年から1918年まで出版が中断したものの、終
 戦後には旅行ガイドブックのシリーズとして『古戦場案内』も刊行された。
 この頃、ある修理工場を訪ねた際に傾いた作業台の足代わりとしてミシュ
 ランガイドが地面に積み重ねているのを見かけて「人間は金を払って買った
 ものしか大切にしない」と考えたミシュラン社のミシュラン兄弟はそれま
 での無償配布を中止、1920年からは有償での販売となった。
 
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

 世界不況で、100年の歴史ある自動車メーカーが破綻したが、今後も動力
源が化石燃料からハイブリッドそしてEVなどに変化しても、クルマという道
具は、人間を乗せて移動する手段であることに変化はないだろう。
 そしてその移動する理由のひとつとしては楽しみとしてのドライブ、あるい
は自動車旅行があるはずだ。さらには「衣・食・住」の食の部分を探求する
行為は旅+食となり、かなりココロ動かされる動機だろう。
 子供を観ていると、宝探しゲームなどに、かなり夢中になるが。大人にな
って、なにかを探す、探求するという行為も面白い。探求心というのも本能
だろう。

 江戸時代は多くの日本人にとって生まれ故郷を離れて自由な旅はできず、
一生のうち一度でいいから東海道などの街道を旅したいというのが庶民の夢
だったという話を子供の頃社会科の時間に聞いた事がある。
 先生も江戸時代生まれではないので本当のところは不明だが、制約が仮に
なかったとしても当時の交通手段から言えば、長旅は費用も交通手段も含め
て一大事だったに違いない。

 食への探求。探求という行為そのものへの魅力、そして移動する本能、旅
への憧れ。これらは時代によって表面上は多少変化しても人間の根底の部分
では不変なる本能ではないだろうか?

 前置きがながくなったが、いろいろな楽しみやワクワクが融合したB級グ
ルメガイドが発売された。個人的にはこのB級グルメという語感がどうも好
きになれないが、B級=金額的にはリーズナブル。グルメ=1級。という解釈
で認識するようにしている。

ミシュランガイドではないが、湘南エリアの狭い道を、価格を超えた感動の
B級グルメの移動手段としてアピオのコンプリートカーはかなりいい相棒と
なるに違いない。湘南ナンバーのジムニーに一冊ぜひ。
お買い求めは最寄りのコンビニ、書店、あるいは下記の楽天ブックスで
どうぞ。


湘南味で勝負のB級グルメガイド


ジムニーで食の旅。【その2】突然ですが、ハンバーガーストリート01創刊号発売編につづく





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Last updated  2009.08.01 16:03:26



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