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テーマ:ひとり言・・?(17621)
カテゴリ:薬の知識
日本でも対策が講じられている『新型インフエンザH5N1型』
『パンデミック』という言葉で世界的大流行が危惧されている インフルエンザでパンデミック(=大流行・感染爆発)したのは、 1918年 スペイン風邪(H1N1型)、 感染5億人以上・死者2000万人以上と言われている。 日本でも2300万人以上感染し38万人死亡 俗にいうAソ連型である! 1957年 アジア風邪(H2N2型) 死亡者200万人(日本でも7700人以上) 1968年 香港風邪(H3N2型) 死亡者100万人(日本でも2000人以上) 俗にいうA香港型。 10~40年に一度パンデミックしてきたインフルエンザだが、 これまでのH1~H3型インフルエンザは弱毒性と言われ、気道が感染の中心だった。 しかし、新型インフルエンザH5N1型は強毒性で血液中に移行し全身感染するタイプで、 肝・心・腎機能不全等の多臓器不全を起こす可能性が大きいとされている H5N1型鳥インフエンザウイルスは、 これまでの「トリからトリへの感染」から『トリからヒトへの感染』に変化し、 これが『ヒトからヒトへの感染』ウイルスに変異した時・・・・・・ パンデミックに・・・ パンデミック防止対策としては パンデミックワクチン(新型インフルエンザから作るワクチン) ⇒発生してから作るため、完成まで発生後6ヶ月ほどの期間が必要 プレパンデミックワクチン(鳥インフルエンザから作ったワクチン) ⇒現在、日本では2000万人分在庫。 H21年3月まで3000万人分備蓄の計画。 1回の接種で5~8年間は有効と言われている。 9月頃より一部の医療従事者対象に接種が実施される予定。 そして、治療としては「タミフル」・「リレンザ」が有効とされている。 しかし、日本の備蓄数は2500万人分 (国の備蓄1050万人、地方備蓄1050万人、流通備蓄400万人) それだけあれば大丈夫なのだろうか 新型インフルエンザが流行した場合、日本ではどうなるのだろう?? 厚生労働省の推計(25%感染)では、 感染者数 3000万人 死亡者数 24~64万人 としている。 しかし、この推計はスペイン風邪のデータをベースにした数字らしい・・・ 強毒性の新型ウイルスを弱毒性ウイルスのデータで算出したのもに不安はないのだろうか 仮にスペイン風邪の感染率(約45%)で推計すると 人口約1億3000万人の日本では、 感染者数 5850万人 死亡者数 94万人(50~120万人)という数字も出てくる。 過去に危惧された「エボラ」等のように輸出制限等の対策では防ぎきれないのが、 渡り鳥を介して拡散している「H5N1型ウイルス」だから、 流行するのは時間の問題とされている・・・・・・・ イタズラに危機感や不安感を煽るつもりは毛頭ないが、 我々ももう少し、この「新型インフルエンザ」について 知識を持つ必要があるのではないか・・・・と思うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月18日 21時13分43秒
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