子ども達にのこせるもの

先日のお泊りのときに仲のいい友達が自分が仕事をしていることについて話していた。

上の子の時はおかえり！と迎えていた自分が今は仕事をしていて下の子は学童に行かせている。それでいいのだろうか？と・・・

私は最初そのお母さんのことを家にいるのがすきなタイプだと思っていた。でも、いろんなところで会計をかってでたり、お金の計算ややりくりなどの話を聞くにつれ、彼女の銀行での仕事が肌に合っているんだろうなと感じていた。なんとなくあんまりいろんな事を話せなくて、周りの

な～ん気にせんでよかよか！一日中家におったってなにんならん。しごつばしおったほうがよかて！！！（きにしなくていいよ、一日中家にいても何にもならないし仕事していたほうがいいよ）

なんて言葉に自分の言葉を出せずにいた。そこで１人の母ちゃんが

私は高校生くらいから自分で仕事ばしたいておもっとったよ、だから、旦那は医者だけど自分自身のために仕事をしたい。

どちらもステキで一生懸命前を向こうとしていると思う。でもなんとなく気になって今日もう一度メールしてみた。

自分が笑顔になれるほうを考えたらいいじゃないのかな？子どものためにしたい仕事を辞めるとか子どものためにしたくない仕事をするんじゃなくて、自分がどちらのほうが笑顔になれるか？子どもはそれを望んでいると思う。

って・・・いらん世話かなって思ったけど、快くありがとうっていってくれてまた近々お茶でも・・となったが、お別れ会でも私の心に残った言葉があったからどうしても言いたくなったのだ。

私はけっこういい人生を歩んできた。優等生で一流の大学に行き、一流の就職をして・・・人からはうらやましがられたけど、ふと、これが私の望む道だったかな？と思ったときに違うかもって思った。って

すごくよくわかるって思った。どうしても自分の心の声より誰かの評価が気になったり親のことが気になったりして自分の人生の選択をして、うまくいかなかったときに人のせいにしてしまう私だった。こういう道に進むことが幸せとうたわれる時代を生きてきた象徴かもしれない。

日本は国語で１００点を取って算数で３０点を取ると算数の勉強をさせる。すると、国語の楽しみを忘れ、苦手なものにばかり向かう我慢強さを鍛えられ、嫌いなことを頑張れば幸せがやってくると思う傾向にあるそうだ。

好きなことを好きなだけする時間。そんなものを今までどのくらい取っただろうか？

好きなことを飽きるまで・・・そんな風に打ち込んだことがあっただろうか？

今からでもやってみよう。そして楽しむ背中を子どもに見せていきたい。人生は生きていたらこんなに楽しいって事、知ってほしい。あっ子どもは知ってるか・・・制限してるのは親。あれはだめ、これはだめ、あれは危ない、もうおしまい。そんな言葉をまだ使うことがある。その度に娘達の心の可能性の小さな火が消えているんだろう。

もし、親が子どもにレールをひくことができたなら、その火を消さずにいてあげることくらいだろう。（不可能に等しい）

でも、この保育園ではたくさんの小さな火を、マッチでついたばかりの火を大きな木に移してくれる。決して消えないように、自分で消してしまわないように応援してくれる。目に見えるものではないからそれは、とても大変なことだろう。でも、先生達はそんな見えないところに一生懸命になってくれる。その火は小学校に行って小さくなってしまっても決して消えることはないだろう。１女のように・・・ 

この保育園に集うと、苦しくなるときがある。本当の自分を見つけるからだ。今までなんでもなかったことが、疑問になったり、そこまで子ども達のことに一生懸命になれる先生の存在に情けなくなったり・・・

でもそれが自然だと私は思う。生きている意味って思う。親だって最初から親じゃないただ、妊娠しただけ、何かに合格して親になったわけじゃない。妊娠してなくても親になれる心の人だってたくさんいる。

自分の輝く道を見つけたお母さん・・・いい響きではないか。

それは仕事でも家事でもなんでもいい。私の世界一のお母さんなんだから、応援する！そんな子ども達の声が聞こえてきそうになる。そんなお母さんに会いたくて産まれてきたんだよって・・・

私が出会った母ちゃんたちは間違いなくちゃんと言われてる。私も仲間入りするんだ！

今日の夕飯、茄子の田楽ともやしの白和え、金時豆、子ども達には大人気！でも、茄子が食べにくかったかな？田楽味噌は得意の必殺適当～～～ゴマをみんなですってもらってその中に味噌と砂糖を少々、そしてしょうゆを少し・・・

うま～～～い！！！

あんまりおいしかったのでそのまま豆腐を足して白和えに・・・でも、具がない！仕方がないのでもやしを入れてみました！！！大好評！！！これは、ちょっとおいしいですよ！

一気になくなってしまったので私はたまごかけご飯を頂きました。

たまごかけご飯には昆布を漬け込んだ醤油を用意しているのでそれをたら～

ふわっと香る昆布の風味、邪魔にならない醤油の味！うんうんとうなづきながら食べる私を真似して、３女はずっと首を縦に振っていました・・・