子ども達にのこせるもの

私がアップルグリーンを立ち上げようと思ったのはもう、５年ほど前のことでした。

子育てをしながら仕事をして、さらに妊娠して、職場で罵声を浴びせられる・・・

何のために自分が働いているのか？どうしても納得がいきませんでした。そんな中漠然と自分で何かできたら・・・と思うようになってきました。

そして、３女を出産したとき、それまでは実家に里帰りしたのにもう無理だと思い、自宅に帰ることにしました。でも、３女は小さく産まれたため私一人での退院でした。私はこのまま夜行バスにでも乗ってどこかにいってしまおうかな～なんてことを考えるくらい心が痛んでいました。それまで、ほとんど抱かせてもらえなかったからです。

そんなとき一人の保育園の母ちゃんから電話がかかってきました。

夕飯届けましょうか？

その一言で、私はどんなに救われたことでしょう・・・なかなか自分から頼ることが出来ずにいたのですが、向こうも迷惑になってはいけないと恐る恐る電話をしてきたようでした。いいのかな？夫に買ってきてもらおうかな？とも思ったのですが。お願いしました。

そのおいしかったこと・・・春巻き、野菜炒め．食べながら私は涙が出ました。本当に感謝しました。

その後も週に１度のお弁当を作ってくれたりおかずを届けてくれたりと、気が利くし飾らない優しさが骨身にしみました。

たくさんの人がいろんなことで助けてくれて本当にありがたく思いました。

ただ、その後のお礼が難しく思いました。その人はお礼なんていらないから、と、言ってくれていましたがその人にはどれだけしても足りない気持ちの私、でも、他に手伝ってくれた人もいる・・・っていろいろ考えました。

その後友達のお産の後の手伝いをしたり、買い物に行ったりして、これって他にもしてほしい人たくさんいるんじゃないかな？と、思うようになりました。

その後、仕事に復帰するときに夕飯を子どもにきちんとしたものを食べさせたい。でも、作る時間がない。だからといって買うのも抵抗がある。

そんな思いを抱き始めました。そして情報とともにお料理や子育てに役立つグッズなどを販売したりできないか？などと考えるようになりました。

でも、実際仕事に復帰してみると、考えることが罪になるかのように何にも手につかず、一年間連絡帳を書かなかったほどです。（１冊も・・・先生もいいですよ～といってくださった）それでいろんなことが起きてやっぱり、チャンスなのかもしれない！って思って仕事を辞めたのですが。

アップルグリーンとして始めるのは冬からと決めていました。なぜかと言うと、夏は怖いからです。何かあってからではどうしようもありません。

でも、今少しずつ誰かの役に立てることが私の生きがいになりライフワークになりつつあります。今まで叩きこまれていた衛生面についての知識を存分に生かして、おいしいものをお届けしたいと思います。

これから、どうなっていくかはわかりません。でも、あのときの一本の電話のような存在に私はなりたい！そして、自分が生きていくその背中を娘達に見せたい・・・

ただ・・・最近心配されだした私の血液型・・・強力なバックアップが必要になりそうな予感・・・Ｏ型でしっかりしている人にはごめんなさい・・・

今、心配になった方助けてね～～～やばいっす！