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子ども達にのこせるもの

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2007.05.31
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カテゴリ:アップルグリーン

あっぷるぐりーん始まって以来初の20人分のお料理に今日はクタクタになりました。

御料理自体が疲れるのではなく時間に追われるのがちょっときつかったです。今日どうしても食べたかったすり身のお吸い物。リンが含まれていないすり身は最近ではあまり手に入らないので見つけたときは絶対するぞって決めていたんです!でも、ただのすり身では面白くない・・・ごぼうを入れてみました。ごぼうはみじん切りにしてお醤油で下味をつけその後すり身と混ぜました。けっこう手間がかかってしまった!

 

出汁のきいた汁に浮かぶすり身・・・ゆずを入れてもいいな~とかも思いながら、味見をすると思ったとおりの味。変なものが入らないすり身の味はごぼうと仲良く歯ごたえもあっておいしかった~~~!

 

入れ物が足りないという自体を迎えながらも頂いたお金が本当にありがたく、また次に生かそうと手を合わせながらもらいました。

 

お弁当を作る時間は間に合わず、おにぎりはラップにくるんだだけ、さらにしろご飯に塩をかけてタッパーごと保育園へ・・・みんなといろんなことを話しながら食べました!

 

ちょうど今日の勉強会は食に関することで、ショートケーキのイチゴはどこから来るのか?と言うものでした。一年中ケーキの上にあるイチゴ、スーパーから消えてもなおケーキの上に乗り続けるイチゴ・・・外国からやってくるそれは農薬を浴びホストハーベストを浴び青いまま輸入され赤くなってからケーキの上へと上るのです。

 

国産小麦までは見ても果物にまでは目が行きませんでした。

それでももともと日本の小麦は洋菓子には向かないので(あたりまえ、洋菓子って言うくらいだから外国のものが向いている)国産小麦使用という表示であれば5%だけということも考えられる。

 

大体日本人がなぜ果物を食べるのか?それも、暖かい国のものばかりを・・・

バナナ、グレープフルーツ、オレンジ、暖かい国で採れる果物は暖かい国の人がからだを冷やしたりするために食べる。暖かい国の人はフルーツをデザートとして食べるわけではない。せっかくこの何でも食べられる時代に生きているんだから、食べてはいけないというわけではないが、毎日わざわざ食べるものではない。朝から食べればせっかく目覚めたからだを冷やすことになるだろう。

 

日本本来の柿やびわをその季節にいただく。その方が体に合っている様に思う。

 

そして、やはり、なっている物を食べたり作っている人の顔が見えたりすることは食べるというより頂くというほうが近い気がする。

 

2女はクッキングだったそうだ、自分たちがとってきたどどめ(桑のみ)のジャムを作り、先生達とみんなでこっそり摂ったびわでジャムを作ってクレープを焼いて巻いて食べたそうだ。

 

子ども達にはバナナとびわの違いがわかるだろう。絶対届かないと思っていた高いところにあるおいしそうなびわを先生が木によじ登って摂ってくれて、それをほおばる。そんな瞬間が子どもの心を育てるんだと思う。きっと大きくなってからもびわを見るたびにワクワクしたり、お友達に会いたくなったり、誰かが自分の出来ないことをかなえてくれるという自信を持つだろう。

 

わたしが作るお料理は食育と、呼ばれるものではない。

 

ただ、食卓に誰かが愛情を込めて作ってくれたお料理が乗り、ニコニコして家族が食卓につく。いただきますをかみ締め、いろんなものに感謝する。そのとき自然と子どもはご飯よりもお母さんに話したいことがいっぱいになって、今日の出来事を話す。

 

その家族のやり方がいっぱいあるのだけど(注:うちはまったくできていませんが)お母さんが笑顔になれて、家族が笑顔になる。それが食卓。

 

そう子どものうちにしっかりと感じた子は必ずそういう家庭を作ろうとする。何かつらいことがあって、家族に言えない時期があっても食卓に座ればそれだけで明日への生きる勇気が湧いてくる。

 

そんな食卓にできるお手伝いを私はしたい。

 

私が出来る、私しか出来ないやり方で・・・






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Last updated  2007.05.31 23:27:40
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