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August 20, 2008
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「なん…だと…?」

片手にカップメンを持ち、リビングまで来た俺は予想外の出来事にため息をついた。

真夏の日差しがじりじりと部屋に差し込む中、窓を完全にシャットアウトしクーラーをつけ、ほどよく涼しい環境をつくる。

ビデオにはポケットモンスター映画第2作目「ルギア爆誕」をセットし、いつでも見れる状態にしてある。

そしてこの涼しくした部屋でなおかつ熱い食べ物、すなわちカップヌードルを食べようと電機ポッドに手をかけたときだった。


何故、最初に確認をしておかなかったのだろう。


中にはお湯などない。

俺はただ呆然と立ち尽くしていた。

「くそっ!やられた!」

俺は部屋に戻りゆっくりと椅子に座ると、こう叫んだ。

だがこの環境を無駄にしてはいけない。

俺は仕方なくリビングに戻り、やかんを使ってお湯を沸かし始めた。

しかし、3分待てば食えると思っていた心には少しばかりの邪悪な気持ちが入り交ざってしまう。

今ならデスクイーン島に行ったフェニックス一輝の気持ちがわからんでもない。


そもそも、何故こんな面倒なことをしてまでカップメンを食べることになったのか。


簡単なことだ。

残念ながらご飯は食べつくされ、今から炊くのは時間もかかるし、何より面倒くさい。

親は家にいないので何かを作ってくれるわけでもなく。

手持ち金が全然ないので何かを買ってくることも不可能な状況にあった。

加えてこの空腹感。何かを食べておかないとこの先なにがあるのかわからない。


そうこうしているうちに、やかんのお湯は沸いた。

これでやっと、食べられると一瞬素で思ってしまった。

「ミスった…さらに3分待つんだった…」

この3分間というのが意外と長いことに、俺は改めて思い知らされた。

きっとウルトラマンも頑張って戦ってるんだ。頑張れ、ウルトラマン。


ぐぅぅぅうう


やばい、お腹がなっている。

ええい、3分間はまだなのか!

「はやくしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!!」

俺の心に住む王子様がそんなことを叫んでいる。俺に言われても困るのだが、そこはスルーした。

…。

(そろそろ3分たっただろう…。)

まだ2分程度しかたってないが、俺の気持ちは抑えられない。

「こらえろ…まだ笑っちゃいけないんだ…しかし…」

目の前にあるカップメン。

さらにほどよくいいにおいが俺の鼻を通過する。

く…くそったれ!この俺を翻弄しやがって!

旨さが貴様なら我慢強さは俺だ!

水だけで生きていけると巷で噂の宇宙人の真似をしながら必死に耐える。

そして、3分後。俺はびりびりと勢いよく蓋を開ける。

「めいっぱい飛ばせー!!!」

俺の心の中の王子様がそんなことを言っているがおまえに言われるまでもない。

俺はカップの中の麺をただひたすらにかっ込んだ。

そして数分で完食。ルギア爆誕を見るの忘れてた。

「ふふ…あのカップメンは我ら四天王の中でも最弱…」

とか聞こえたがソードマスターの俺の前では無意味。

「まそっぷ!」

俺の勇気が、未来を救うと信じて!





異常、本日の日記でした(ぇ


終われ





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Last updated  August 20, 2008 02:14:51 PM
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