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俺たちが付き合い始めて2ヶ月がたった。
そして…ある日。俺たちはケンカしてしまった。 「あんたなんか、大嫌い!」 そういってポンジュースの空き缶を投げつけられた。ちなみにオレンジジュースだ。意外とおいしかったのは言うまでもない。 思わず「味のIT革命や!」と叫びたくなったのは余談だ。 話を戻そう。 俺たちは付き合って初めてケンカをしてしまった。 放課後も一緒に帰ることはない。今日は久々に友人との帰宅中だ。 「あの…さ」 友人が気まずそうに俺に尋ねる。 いや、正確にはまだ何も尋ねてはいない。尋ねる隙を狙っている…という表現が正しいだろうか。 「…言いたいことがあるならハッキリ言ってもいいよ」 つい、冷たい言葉を浴びせてしまう。 俺にそんな気はないとしても、やはりダメージが大きいのだろうか。 友人はしばらく無言になる。俺も友人が口を開くまでずっと黙っている。 もうすぐ俺の家につくだろう頃、ようやく友人が口を開いた。 「おまえは…さ。ホントに…あいつのこと好き…なのか?」 愚問だ。言うまでもないだろう。 「あいつは…おまえのこと嫌いだって…言ったんだろ…?おまえは…それでもいいのかよ!」 友人が俺の胸倉を掴む。 確かに言われた。 今までの楽しい日々が。 今までの楽しい時が。 俺の愛する人が。 全部嘘だったとしても…。 「嘘だとしても…愛してる」 静寂が訪れる。俺たちの今の時間が止まってしまったかのように。だが、時は動き続ける。 まるで夜を誘っているかのように、ひぐらしの鳴き声はやむことはない。 「…だったら」 友人はまた口を開く。 「だったら…こんなとこでウジウジしてんじゃねぇよ…!好きなんだろ!?好きならよ…俺にその証拠を見せてみろ!!」 掴まれた胸倉が緩む。 「…行けよ」 「…行けって…」 どこに?という質問すら言わせてはくれなかった。友人は俺の背中を軽く殴る。 「バーカ。決まってんだろ。おまえの行くべき場所は」 …。 ああ。 決まっているさ。 俺の向かう場所は。 「サンキュ」 俺は友人に深々と頭を下げ、礼を言う。 「へへ、バカ言ってんじゃねぇよ。また宿題写させてくれりゃいいから」 俺は最高の友人に出会えたことを心から感謝した。 「おら、さっさと行け!男ならシャキっとしやがれ!」 友人が叫ぶ。 行くに決まっている。 俺が行かなきゃ誰が行く。 もしかしたら彼女は今家にいないかもしれない。もうこんな時間だ。 親が俺の帰りが遅いことを心配しているかもしれない。 そんなことを考えるよりも先に走っていた。 ただ 一 心 不 乱 に 「「走れ、メロス!!」」 友人がそう叫ぶのを聞いた俺は思わず苦笑してしまった。 ここから彼女の家まで、そう距離はない。 だが、まるで人ごみのバーゲンセールだぜというかのように、なかなか前に進めない。 遅くなるといろいろ面倒だ。 この商店街を越えれば…! 「…あ」 だが、家に着くよりも先に、彼女に会ってしまった。 買い物カゴを持っているところをみると、買い物中だったらしい。 彼女は気まずそうな顔をして、俺から離れようとする。 「まって…まってくれ!」 俺は肩を掴んでそれを止める。 そしてそのまま抱きしめた。 強く…強く。握力が1tあると巷で噂のコアラが木にしがみつくかのように。 「俺…やっぱり君が好きだよ。どんなことをしてたって…どんなに幸せに生きていたって…君がいない世界なんて何の価値もないんだ!」 我ながら恥ずかしい台詞だと思う。 町行く人たちは何かのドラマの撮影だと勘違いしているのか、カメラを持ってパシャパシャと俺たちの姿を撮る。 …頼むからやめてくれ。 彼女は俺の胸ですすり泣く。 「私…嫌な女だよ?あなたのこと…大嫌いだなんて言って…。もしかしたら今までの好きだって気持ちも嘘かもしれない…」 「嘘だとしても…愛してる」 そうだ。 俺はそう誓ったのだ。 自分に。 友人に。 そして、 彼女に。 こうして、俺と彼女はまた仲直りをした。 友人には思い切りからかわれた。 「ラブコメってんじゃねーよ!」 彼女がいないからって僻んでんじゃねーよ(笑) 俺たちはずっと一緒だ。 例えこの先…どんな困難が待っていたとしても。 俺たちは俺たちのテンポでずっと歩み続けるだろう。 大切な君と共に。 ~fin~ これは俺が学校で暇だったときに書いたものでs(マテ 作成期間?1ヶ月くらいじゃね(ぇ ワープロんときに、先生がいないの見計らってちょくちょく書いてた。普通にやるのつまんねーもん(まさに この話のコンセプトは「嘘だとしても愛してる」 過程は忘れたが「嘘だとしても愛してるって台詞使ってなんか書け」って友達に言われたから暇つぶしに(ぇ 宿題?あーやってないね。うん。開き直ってるんじゃないんだからねっ! 久々にシンフォニアやるとおもしれーよな。今からデリスカーラーンに乗り込むとこ。ゼロスルート。 っと、こんな感じ 眠いので~ んじゃー 終われ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 4, 2008 10:01:21 PM
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