S川で釣ったアマゴ
夏も終わりにさしかかったのに、相変わらず猛暑の日々が続いています。そこで夏バテを癒そうかと、山梨県の市川三郷町にある「みたまの湯」まで行ってきました。この温泉は丘陵の中腹にあり、眼下に甲府盆地、その向こうに八ヶ岳や甲武信岳の山並みが一望できる明媚な温泉として、よく知られているようです。せっかく山の中に行くのですから、釣りをしてから温泉へ、という計画を立て山梨県の鰍沢近くのS川まで足を延ばしました。カンカン照りの真昼間、猛烈な暑さでしたが、ウェーダーをつけて川に立ちこんでいると、冷たくて気持ちがいい。ところがこれがくせもので、身体から水分が抜けていくので熱中症になりやすい。小生の知人で、釣りの最中に熱中症で気を失い、転倒して気が付いて助かった釣り師もいます。上がS川の流れです。水が実にきれいですが、河原をいじったのか荒れた感じがします。やや水が出て、石が落ち着けば良い渓流になるだろうな、と思います。あまりに暑いので、実際にロッドを振ったのは1時間あまり。何気ない流れにエルクを飛ばしたところ、素早く喰いついたのが上のアマゴです。水の透明度が高く、川底の石が白く、釣れたアマゴも美形でした。写真を撮って「もう釣られるなよ」と声をかけて流れに戻してやりました。川から上がって車に戻り、乾いた体にペットボトルの水が実に美味しかったな。帰りに寄った「みたまの湯」ですが、夕方、西日が八ヶ岳の向こうに沈みかけ、甲府盆地に灯がともるころが一番きれいだそうです。