新・東京面白発掘研究会
明治神宮の出入り口に禁止事項が書かれた「定」があります。一つは大正9年11月1日に掲げられたもので、わずか3ヶ条しかありません。もう一つは最近のもののようですが、そこには何と14ヶ条もの禁止事項が書かれています。世の中が複雑化するにつれ、やってはいけないことも増えていったということでしょう。禁止事項が少ないほど、世の中は穏やかでのんびりとした社会であるような気がします。つまり14ヶ条も禁止事故を掲げなくてはならないということは、それだけ暮らしにくい世の中になったということを端的に物語っていはしないでしょうか。