市川市、国府台の里見公園にて
千葉県、市川市。江戸川を挟んで、東京のすぐ隣です。国府台は里見氏と北条氏との戦があった場所です。里見氏の軍勢は8000人、北条軍は2万人。圧倒的な差に、里見軍の将兵5000人が、この付近で戦死します。江戸時代に、戦死した里見氏の霊を慰めるために造られたのが上の「里見軍亡霊の碑」です。里見氏が滅亡したのち、里見氏ゆかりの姫が、この地を訪れ石に持たれて泣きあかし、ついに亡くなったのが下の石。「夜泣きの石」といわれています。夜になると悲しげな声が聞こえてくるので、このように呼ばれています。数年前の雨の日、薄暗い天気で寒いときです。人気のない、この場に来たことがあります。小生には霊感はないのですが、何となく薄気味悪く、風に揺れる木の葉が人の声のようにように聞こえました。くわばら、くわばら、ですね。