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2005年06月02日
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カテゴリ:スポーツ
5/31(火) 杉 対 杉

(* おとといの試合後の記事です。遅れてアップ)
 
 5/31(火)のタイガース対ホークスの試合、杉 対 杉 の投げあい、やられちゃったなー、
7回に、ズレータ弾丸ライナー 2ラン被弾.......。
 
 それにしてもホークス杉内、 きびしい球 ビッシビッシ 決めてたやおまへんか。
打てんかったのぉーー。
 
 ま、その潜在能力の片鱗は 7年前の夏の甲子園でも発揮されていたんだけど。
 
 
 
    今 あのときと同じグランドに立っている、そして 
   俺には掘り起こすべき肉体の記憶がある。
   ホークス ビッチャー 杉内は、そんなことを思っていた。
 
    あのときは........、いや、 あのときほど........、
 
    あの夏の あの日ほど........、つき抜けた感覚を体感したことはなかった。
 
    無我夢中だった。
 
    渾身の力を込めて投げ続けた。
   投げて、投げて、投げぬいた。
 
    あれから 7年がたった。 
    2005年 5月31日のきょう、 自分の原点であり起点でもある甲子園の
   ピッチャーマウンドに 今また立っている。
   土の香りと その感触をなつかしいと思う。
 
    俺は変わったのだろうか.....。 ある部分は確実に変わり、ある部分は何一つ
   変わっていないだろう。それがどこなのか、はっきりとは指摘できないのだが....。
 
    確認してみたいと思う。 一つの通過点になるかもしれないこの試合で、
   今までに何を身に付けてきたのか、何を失ったのか、どこが変わり、どこが
   変わらないでいるのかを 見極めてみたいと思う。
   
    9回裏の最後の打者がアウトになる そのときには、それがいったいどこなのか、
   はっきりと確認できていることだろう。
 
 
 杉内は、98年の夏、鹿児島実業のエースとしてノーヒットノーランを達成している。
かなわんなー.....、打てんはずやわ.....。
 
 
 エース、エース、そうエース。 
 やっぱり敵にしろ味方にしろエース級が投げる試合ってのは なんかこうプレミア感が
あって意識して見る試合になる。 松坂が投げる、五十嵐が投げる、岩隈が投げる、
野球ファンとして試合に臨む動機付けはやはり他とは違ってくる。
 
 ちょっと前に、「江夏豊の超野球学」という本を手に入れた。これは激しく参考になる
本だなーと思いながらフムフムと読み込んでいる。 (江夏豊が投げていたころのことは
よく知らないんだけども...。) 
 この本の中に江夏豊が考えるところのエースとは、という項がある。
松坂投手を見て思うこと みたいな内容なんだけど、昨日の試合は エースとはという
この本の内容を 想起させるものがあった。
 
 この記事との関連ということで、その項を引用しておきます。
 
 

 
(p.16から4ページ)
現代のエース・松坂大輔に学ぼう
 
 現在のプロ野球界で「エースと呼べる投手は?」と聞かれたら、私は西武の松坂大輔を筆頭にあげる。
 
 2000年の春季キャンプのことだった。私は2月5日に西武のキャンプ地・高知県春野(当時)を訪ねたのだが、松坂はストレートばかり202球を投げ込んだ。それも、捕手を立たせたまま、ボールの回転、キレ、腕の振りなどをひとつずつチェックしながら淡々とやっていた。これには驚かされた。正直言って、前年(1999年)に派手なデビューを飾り、シーズンオフも何かと忙しかっただろう松坂が、どれくらいスタートから出遅れているのかを見てみようと思っていたのだ。ところが、出遅れるどころか、現役時代の私でも経験したことのない地味で集中力を要するほどの投げ込みを、あたりまえのように行っている。弱冠19歳にして、すでに自分に必要なことを理解して練習に取り組むスキのなさには、本当に感心させられた。
 
 話は変わるが、最近は一軍登録を抹消されたり、試合を欠場したりする際に『どこどこに"違和感"がある』という発表がしばしばされる。これを聞いたり、スポーツ紙の記事で見たりするたびに私は思う。「違和感ってなんだ?」“違和感”という言葉に違和感を覚えてしまうのは、私だけではないはずだ。この言葉がいつから使われるようになったのか、詳しくは知らない。国語辞典で見れば『雰囲気がどこか変で、しっくりしない感じ』とある。野球における違和感を私流に解釈すると、野球人生を左右したり、長期欠場を余儀なくされるような故障ではない。でも、その箇所が痛い(あるいはだるい)。だから、大事をとって今日は(また、しばらくは)試合を欠場しておく-そういう状態を説明するための言葉なのではないだろうか。だとすれば、プロ野球界は随分と選手に甘くなったものだと思う。
 
 なぜ、こんな言葉が必要になったのか。それは、選手が自分の体の状態について、きちんと把握できなくなったからだろう。たとえば肩に痛みを感じても、それが故障によるものなのか、疲労によるものなのか、それ以外の理由なのかわからない。だから対処法もわからず、トレーナーのもとへ駆け込んで、「肩が痛いです」と言う。すると、チームにとって、また球界にとって大事な選手だから、無理はさせられないと“違和感”による休養が与えられる。
 
 特に投手の場合は、先発ローテーションに入っていても、簡単にリタイアしてしまう。彼らの言い分は「肩は消耗品ですから」だろう。しかし、そういう投手に限って肩が消耗するほど利用もしていないのだ。さて、話は松坂に戻る。2003年までの5年間で、松坂は通算67勝を挙げている。プロ入りから3年間は最多勝利を続け、02年は故障による長期リタイアを強いられたにも関わらず、同世代では圧倒的な実績だ。その原動力は何か。春季キャンプで徹底的に投げ込んでいることが最も大きな要素だろう。彼は横浜高時代から、その下地を作ってきた。
 
 2年生の秋、新チームになってから関東大会に優勝するまで、松坂はほとんどの試合を投げ技いた。それに冬場の体力作りが加わり、翌春のセンバツでは優勝投手になった。すると、夏に向けてもしっかりと投げ込み、再び甲子園に姿を見せる。準々決勝では延長17回を投げ、さすがに翌日の準決勝では先発しなかったが、勝機をつかむとリリーフ登板し、決勝ではノーヒットノーラン。すべては、投げ込んで作り上げた強靭な体がベースとなっていた。
 
 そして、プロという未知の世界でも持てる力を存分に発揮し、新人王をはじめいくつもの栄冠を手にした。その結果を受けて迎えた2年目に、いきなりの投げ込みである。松坂の野球に対する取り組み方は、エースと呼ぶにふさわしいものがあるのだ。
 
 そんな松坂は、私の唯一とも言える希望、というか願いも叶えてくれた。それは、肩の痛みを知ってほしいということだ。読者の皆さんは「何をバカなこと」と思うかもしれない。私は何も、故障しろと言っているのではない。痛みというより、それこそ違和感程度のものでもいい。投手というものは、消耗するくらい肩を使えば、必ずと言っていいほど痛みを感じるようになる。事実、現役時代の私もそうだった。プロ入り3年目に激しい肩痛に見舞われ、もう投げられなくなるかもしれないという恐怖感に襲われたことで、自分の体、特に肩やヒジの状態について敏感になった。それまでは、投げては遊び、遊んでは投げてという日々を過ごし、肩のケアなど考えたこともなかった。若いうちは、多少ハメをはずすことで心身をリラックスさせるのも必要だろう。だが、一度でも肩の痛みを感じれば、痛さを覚えた恐怖心がプラスに働くのだ。私で言えば、キャッチボールの大切さを痛感し、キャッチボールの時間を大事にするようになったのも、この頃からだ。
 
 また、痛みを知れば、次に痛みを感じた時に、それが故障につながる重大なものか、疲労などからくる“張り”や“だるさ”、すなわち違和感の類なのか、おおよその見当がつくようになる。そして、投げられるのか、休養が必要なのかも自分自身で判断できるのではないか。そうやって自己管理しながら投げていくことは、投手生命を長くしていくことにもつながるのだ。案の定、02年に肩痛に見舞われた松坂は、翌03年にさらに成長した姿を見せてくれた。
 
 広島の佐々岡真司が一時の低迷から脱したのも、ベテランになったからといって休み休み肩を使うのではなく、投げ込むことで鍛え直した効果が大きい。そして、それを目の当たりにした黒田博樹は、徹底的に投げ込むことで実力を高めている。2002年の春季キャンプでも、黒田は2月18日のブルペンで340球を投げた。私もそれを最後まで見ていたが、200球を超えた頃から右打者の外角低めにいいボールが決まりだした。昔から言われていることだが、球数が増えて疲れも出てくると、かえって余分な力が抜けて、ボールが走りだす。投球フォームも無理のないものになっていくのだ。投げ込みが終わったあと、黒田の充実した表情を見ていると、やはり投手はボールを投げることが仕事なのだということを再認識した。
 
 投手になったら投げること、投げ込むことを恐れてはいけない。もう一度書いておくが、肩が消耗していくのは、それだけ使い込んでからである。本当に違和感を覚えるほど投げ込もう。そして、違和感によって知った恐怖心を忘れずに、しっかりと体のケアをしながら1年でも長く投げ続けよう。若い投手には、このことを忘れずにいてほしい。

 
 
 






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最終更新日  2005年06月07日 09時23分30秒
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