海と風

皆さん、あっという間に１１月が過ぎてしまいましたが、どんな１ヶ月でしたか?

アクアは、１１月は左肩を痛めて、週一病院へ通い、できるだけ自宅でじっとしているように

していましたが、この間、娘と映画に行った時、やっと運転ができるようになり、ちょっとほっ

としています。親子で見に行った映画は、皆さんが想像もつかない映画だと思います。

｢悪の教典」と言う映画です。

実は、アクアはハードサスペンスやミステリー映画などが好きなので、前から見たいと思っ

ていたら、娘も見たいと言い出して、一緒に見る事にしました。教育上はとってもよくない映

画だと思いますが、ひとつの作品として見てみると、伊藤英明の役者としての凄さを思い知

ると思います。アクアは、俳優さんがいい役をして悪役をする…その変貌振りに役者として

高く評価します。だから、この作品での伊藤英明は、アクアの思ったとおり、役者として裏

切らない役者だって思いました。娘も、やっぱり作品として見ていて、なかなか伊藤英明は

凄い役者だと褒めていました。親子で、こんな残虐な映画を見に行っているのって、もしか

するとアクア親子くらいかもしれませんね。でも、アクアは自分と共通点があること…それ

が、嬉しかったりしています。娘にもやっぱり自分の遺伝子があるんだなってつくづく思いま

した。

最近の娘なんですが、徐々に変化が出てきています。あんなに勉強が嫌いで、進路の話

をするとムッとして話すらしなかったのに、急に資格を取りたい…なんて言うようになりまし

た。本当にびっくりしています。バイトもひと段落して、マクドナルドのトレイナーまで上り詰

めました。娘はまだ１７歳なので、公認試験の合格通知書を発行されないのです。その為、

進路が進められない状況になっています。１８歳とともに、やっとその進路活動もできる状

態になるので、今は本当に好きな事をすればいいって言っていますが、だんだん周りの友

達が就職も決まってきたりして、ちょっぴり焦りもあるのかな…なんて思ったりしています。

でも、娘がどんどん昔の娘に戻ってきてくれている事…親としては、本当にうれしく思いま

す。このまま、何事もなく前へ進んでくれたらと思うアクアです。

先日、父に告白した事…高校中退についてなんですが、昨日、久しぶりに出会ったいとこ

にもカミングアウトしました。いとこは、今時高校中退なんて、こんな時代なんだからあって

当たり前やし、そのかわりに高認試験という資格もあるんだから、全然気にする事はない

でって言ってくれました。まだ、進路は決まっていないけど、とりあえずは高認試験を受け

て受かったんだから、良かったやんって…とっても嬉しく思いました。

最近、アクアはやっと胸をはって自分の娘の事を言えるようになりました。ずっと、高校中

退にとらわれていたのは、アクア自身だったんだとつくづく思っています。

こうやって、父や親戚に宣言できるようになったこと、本当に自分自身も成長したんだと思

います。

アクアは、１０月から健康管理一般指導員の資格を取る為、今、通信で勉強しています。

この資格を取ろうと思ったきっかけは、この１年病院へ付き添い、ずっと病人を支えてきて

自分自身が健康でないと、人を支えるなんてできないと思ったのがきっかけでした。

アクアは、昔から体があまり丈夫ではない為、いつも、家族に迷惑ばかりかけていました。

でも、周りに病人ができて、自分も弱っていられないって思う事で、何とか切り抜けていき

ましたが、結局、気力だけでは駄目だって思い知らされました。そして、自分が健康につい

て勉強する事で、周りの人をもっと健康にできたら…そういう思いでこの勉強をする事にし

ました。

師走に向かって未熟者のアクアですが、皆さん、こんなアクアにエールを下さいね。