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カテゴリ:演劇
今日は舞台を観に、赤坂へと行ってきました。
この前に、法政の試合を見に行こうかと思いましたが、やめました。 ※ネタバレあり! 蜉蝣峠 <キャスト> 闇太郎:古田 新太 天晴:堤 真一 お泪:高岡 早紀 銀之助:勝地 涼 サルキジ、おるい:木村 了 がめ吉:梶原 善 流石先生:粟根 まこと お寸:高田 聖子 立派の親分:橋本 じゅん 演出:いのうえひでのり 作:宮藤 官九郎 <ストーリー> 荒涼とした街道、ここは蜉蝣峠。この峠で闇太郎(古田新太)はたまたま通りかかった元役者の銀之助(勝地涼)と出会い、二人は連れだって峠を下り、街へとおりていく。 そこは、ならず者が集まる無法地帯・ろまん街。飯屋の亭主・がめ吉(梶原善)が二人に声をかける。がめ吉によると、この街は、立派<りっぱ>(橋本じゅん)率いる立派組と、天晴<あっぱれ>(堤真一)率いる天晴組による縄張り争いが激しいという。 がめ吉の店からお泪(るい)(高岡早紀)という女が現れる。お泪は闇太郎と知り合いだというが、闇太郎は過去の記憶がないという。そんな闇太郎に、がめ吉は昔、この街で起きたある事件の話を始める。闇太郎の過去にはいったい何が・・・ そんな中、立派の息子・サルキジ(木村了)が江戸から帰って来て・・・ -------------- いやー、面白い舞台でした。 クドカンが作るということで、「どのようなものになるのか?」と非常に楽しみでしたが、 まさに「いのうえ歌舞伎・壊<Punk>」でした。 笑いもあり、舞台は進んでいくも、しっかりストーリーは掴んでおり、笑いの中にも、伏線が隠されていました。 「笑いは笑い」「シリアスはシリアス」とちゃんと区別してありますからね。 この舞台は、下ネタのほうも結構あり、最初は「小学生か!」と思わせるようなものがありましたね(笑) でも、そういうのが面白かったりするんですけど。 初めは「笑い」から始まり、終りは「シリアス」で締める。改めて、クドカンのすごさというのを感じさせるものでした。 この話は、「誰も得をしないもの」であり、また「誰も幸せにならない」ものでした。 ハッピーエンドではなく、バッドエンドでもないような? そこは観ている人がそれぞれ思うことが違い、100人いれば100通りの答えがあるような感じです。 教科書で芥川龍之介の「羅生門」というのがありましたが、それに似ていて「人の中の闇につけこむ」。そういうものでもあると見れるものです。 最後の最後で「蜉蝣峠」という意味がわかります。そこの最後の場面を切なくて。。。 殺陣のシーンもあり、かっこよかったのですが、やはり古田新太と堤真一の殺陣のシーンは圧巻でしたね。鳥肌が立ちまくりでした。 堤さんは前回も素晴らしかったので、今回も殺陣のシーンを期待できますからね。 後は、堤さんの“あの”姿は面白かったです(笑) この古田新太演じる「闇太郎」というのも、過去に色々ある人物ですが、物語が進むに従い、その姿が明らかになっていきます。 そして、殺人鬼・大通り魔は誰であるのか? お泪の気持ちはどうなっていくのか? 05年にあった『吉原御免状』では古田さんが悪役で、堤さんがヒーローだったのですが、今回はその逆となりました。 物語が進むに従い、見ている人も感情輸入や見方によっては、変わってくるものだと思います。 僕がこの話の中で好きなところというのは、勝地涼演じる「銀之助」と木村了演じる「サルキジ」のシーンですね。 「銀之助」というよりは、「お菓子」のほうがいいかもしれませんが、2人のシーンは好きですね。 最後は哀しく(悲しく)て、また「お菓子」が「銀之助」であることはわかっているけど、「サルキジ」が実は・・・。 歌のシーンもあり、古田・橋本の2人がソロで歌うところがありました。どちらもネタ満載のネタがありましたが、途中には某3名でPerfumeをやるところがありました(笑) 非常に3時間(休憩20分含む)を楽しく、そして考えさせる舞台を見ることができてよかったです。 秋にもまた劇団☆新感線の舞台がありますし!(堺雅人が出るということです) 本日は2階で見たのですが、1階の奥に居るよりは、2階のほうから見たほうが、見やすいです。 2階だと舞台全体を見る状態になりますし、上からだとわかりやすいですからね。 ちょっとした発見を見つけることができました。 また赤坂ACTシアターの周りに若者が多くいて「何事か?」と思ってたのですが、Dragon Ashのライブがあったそうです。 Dragon Ash 赤坂BLITZ だからあんなに人が多く、若い人が赤坂駅を降りていたんですね。 また見に行きたい舞台でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.20 00:54:16
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