at one's own pace アラカルト

我が家の子供が小さい頃
決して　教育熱心な親ではなかったけど
やりたい事はさせてみる方針だったので
娘は
　スイミングスクール　ピアノ　珠算教室　硬筆教室　
と
学校から帰ると
友達と遊ぶ傍ら
器用にお稽古事に通ってました

同じ通うのならと
息子もスイミングスクールに入れたら
飛び込みから始まったレッスンを
自宅の風呂場で飛び込んだ為に
浴槽の向こう側の壁にハデに激突して
額に七針も縫う大怪我となり・・・

珠算教室に連れて行ったら
いきなり両方の鼻の中に鉛筆を差し込み
「他の子の集中力が散漫になるから・・・」
って　やんわりと先生に断られ

硬筆教室では遂にサウスポーが治らず
「教えにくい」と嘆かれ・・・

まぁ

そのうちにスポーツ少年団でサッカーを始め
学校では居眠りばっかりで
毎晩宿題もせずに
サッカー三昧の少年時代を過ごす様になった為に
習い事もストップしちゃったけど

娘の方はマイペースで
ピアノのレッスンを高校卒業まで続けた為
狭い我が家の2階にある娘の部屋には
アップライトピアノと勉強机とベッドがあるといった状態がずっと続き

足の踏み場も無い状態だったけど

アップライトピアノだけはとうとう
瀬戸大橋を渡ってお嫁に持って行かなかった為に

6畳2間をオープンスペースで自分の部屋にしたい息子と
ちょうどピアノの真下にある居間のソファで夕飯の後
いつも寝転がって野球中継見てる危ない主人と
ピアノといったら「猫踏んじゃった」しか弾けない私との意見が一致して

今日
20年前に大奮発して買ったピアノは





2階窓から
クレーンで吊り上げられて
1時間掛けて下ろされ
海外に売られて行く事となりました

売って頂いたお金は
1万円ぽっきり
今晩、息子と主人が帰って来たら
これで　どっかの居酒屋行って飲んじゃったら
足が出ちゃうかな

子供たちが大人になった今
習い事が役に立ったかどうかは判らないけど

面白いのは
小学生時代に習い事と遊びを上手くこなす術を身に付けた娘は
家事に仕事に友達作りにとじっとしてない子になり

ぼぉ～～っとした時間が無いと次にエネルギーを蓄えられない息子は
意外と仕事人間で
仕事とジムと厳選？された友人関係の中で生きてる様です