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カテゴリ:イベント
日曜日のリポート第二弾です
新潟ふるさと村でお土産を仕込んで 小腹も満たした我々 飛行機の時間まであと少しあります 私:どこ行く? 友人:近くに豪農の館ある? ありますともっ! 新潟には、あちこちに豪農の館があります 米どころ新潟では以前は大きな庄屋さんが居て それは単なる農家の元締めではなく 村の役場や裁判所の役割も担うほどの力をもっていたとの事 そのお屋敷も立派で各地に残っています 明治維新の農地解放で庄屋制度がなくなり 普通の人になってしまった庄屋さんたちは 巨大な屋敷を維持できなくなり 多くは市や町が買い取って一般公開されています 今回訪ねたのは 重要文化財:旧笹川家住宅 旧味方村にありますが現在は新潟市です 新潟ふるさと村から車で10分程度で到着 入口にはカヤブキ屋根の門があり 門番の部屋までありました・・・ 中に入ると、まずは表座敷 大広間の奥の方に見える庭が良い感じ 注:只今大規模修繕工事中との事 畳に板が張ってあったり 時に青いビニールシートや足場が見えます ご了承ください 尚、この改修工事は中越沖地震の関係との事でした 大広間の横には家老の間があり その向こうには中庭を隔てて家族の居室部分が見えます 当時、絶大な富と権力を持った豪農 普請には有名な大工の棟梁が呼ばれ 細部まで色々な細工が施されているそうな・・・ これは『まんじ(卍)格子』と呼ぶそうです 家族の居住部分の居間にも 極太のけやきの一本柱 武田信玄からその印を許されたという証も 床の間には『ちん抜け』 ワンちゃんが抜けれる穴って意味らしい・・・ 居間部分には立派な『奥様の部屋』あり その隣には『乳母の部屋』 その奥にはさらに『子供部屋』へ上る階段 仏壇の代わりにあったのは『仏間』 対して台所は板張り しかも使用人でも女性はここへも上がれなかったと 外廊下には明かりとりの三角障子 ボランティアガイドさんが案内して下さったのですが 金ぱくを張った引き戸 この金ぱくも凹凸がつけてあり 普通に平らに金ぱくを張るよりお金がかかってるらしい 最後の当主となった若夫婦のために普請した二階建部分 しかし・・・・・ 『産室』ってのが有ったのですが これが狭くて暗い・・・・ あと継ぎを産む女性やその子供・ご先祖様は大切にするのに そのお産の場がこんなだなんて・・・ 封建時代の象徴でしょうか ずっと案内してくれたボランティアガイドさん その背中にも武田信玄のお印 蔵も沢山ありました 蔵の中には昔の脱穀機 裏庭の夏ツバキ シャラノキとも言うらしいです 蔵の後ろの竹林もキレイでした 最後の主人が屋敷を去る時に読んだ句 いざさらば 鳥、虫の声 ○○○○(思い出せない・・・) さて、友人を飛行場まで送ったのち 手酌はいつもの英語教室へ いやぁ~ハードな週末でございました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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