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カテゴリ:お仕事
今、気になる患者さんがいらっしゃいます
毎日点滴に通院されている腎臓癌の末期のAさん ご自身の病状を良く把握しておられて 『8月まで生きていられるとは思わなかった』と ご家族はいらっしゃいますが 奥様はメンタルに不安があり現在は入院中 子供さんは一人娘だと聞いていたのですが その娘さんの子供さんが障害を抱えていて介護が必要な状態 Aさんは、病弱な奥様や障害児を抱えた娘さんを残して 自分が逝く事を何より心配していらして ご自身の葬儀や亡くなった後の雑務まで手配しておられます 今日もご自身で車を運転して受診し、点滴を受けた後薬局へ 帰り道を心配する手酌に『お盆の準備をしないといけない』と Aさんには生後3日で亡くなったご長男がいらしたとの事 初めてお聞きするお話でした 『自分には女の人のその気持ちはわからないが・・・ 大きなおっぱいから乳があふれるのが可愛そうで・・・』と 当時の事を、たったさっきの事のように語られました 主治医の先生と(死後、人は無になるのか?)など お話されたと言う彼に私が出来る事など何もありません ただただお話をお聞きするだけです Aさんとお話していて 10年以上前に亡くなった父や祖父母の最後を思い出しました 人は、最後の時には、自分の過去を振り返るのでしょうか? 猛暑が続き、施設では100歳の方が亡くなりました この夏、3人目です・・・ Aさんには、連携している訪問看護師さんが 毎日点滴をしに行く予定になっています どうか、このお盆休みを乗り切って下さいますように・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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