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2006年05月09日
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カテゴリ:中国若者の作文集
 指折り数,えて、私はもう三年生になった。時間はだれの意志にも関わらず早く過ぎ去っていく。
 三年前、F大学に進学し、家族の二番目の大学生として、今日まで励んできた。私はよく雑誌を読んでいる。次の和歌が好きだ。
 花の色はうつりにけりないたずらにわが身世にふるながめせしまに
人々は、盛りの時期はあまりにも短く、惜しげもなくあっという問に散ってしまう様子に、悲哀や無常観、潔さを感じ取ってきた。人生は桜のようにはかない。しかし、私は短い一生を充実したものにしたい。
 日本語の勉強を始めたときは易しかった。しかし、勉曲すればするほど難しくなった。文法と外来語が特に難しい。私は自信をだんだん失いかけてきた。幸いその時、ある日本人の先生が来た。彼の授業はとてもおもしろくて、私はだんだん興味を持ってきた。毎日、日本語を読んだり、書いたりしていた。よく先生と話したりして、日本語のレベルがだんだん高くなった。とても喜んでいた。
 日本語の勉強のよい点はたくさんある。二年生の時、日本のN経済大学の先生方がわが大学に来られたとき、私たちは彼らに大学を紹介したり、西禅寺を案内してさしあげた。その時、自由に日本語で交流でき、とても楽しかった。
 勉強のほかによく運動をする。風や雨をよそに、毎日ジョギングを続けている。一年生の時、経験がなかったが、100m障害レースに参加した。最後に転んでしまった。ひざに傷がつき、今でも傷跡が残っている。その後、障害の練習をすることにした。とても苦しかったが、一生懸命がんばった。
 二年生の時やっと成功して、運動会で第三位に入賞した。そして、「大学優秀体育積極分子」と認定された。このことから、何をしても心を込めて最後まで頑張ることが成功につながると思った。
 私は小学校時代から中高時代までずっと班長をつとめていた。大学に入った後、まじめに勉強したので、成績はクラスで第二位だった。同級生には真心をこめて接し、みんなとよく付き合った。そして、班長に選ばれた。班長として、責任をもってクラスの仕事にいろいろな工夫をした。クラス全員と一緒に山に登ったり、ボランティアをしたり、いろいろなことをした。その間、「優秀団員幹部」に認定された。二年生の時、班長のほかに年級長と学院体育部長を兼任した。会議が多く、交流が広くなってとても忙しかった。かなり辛かったが充実感があった。これは私がいつも求めた生活である。勉強も怠けず毎学期奨学金をもらった。そして、「大学優秀学生幹部」と評定された。三年生の時、学生会の副主席になった。
 その頃、運動会が近づいた。私はもともと運動が好きだから、毎晩勉強した後、運動場で苦しい練習をした。いつも汗まみれになって寮に帰った。しかし、勉強の負担が重くなった。しかも、日本語能力検定試験一級に申し込んでいた。試験日が近づいていた。日本語学科の私にとっては、とても重要な試験だと言われた。今年は三年生だから、来年受けてもいい。でも、私はいつも決めたことは決して止めない。申し込んだ以上、結果の如何を問わず、最後まで勉強しなければならない。時間が足りないので、どんなに苦しくても昼寝はしない。昼休みの時間は、図書館で一級試験の勉強をした。そのほか、運動会に力を入れて先頭に立っていた。選手たちと一緒に頑張っていい成績を取った。「大学優秀体育幹部」と「福州大学三一二届運動会道徳風尚奨」をもらったが、私はそれを自慢しない。「驕るもの久しからず」と思うからだ。人間として、「頑張って、頑張って」こそ成功の道なのだ。
 私は好奇心が強く、いろいろなことを経験してみたい。この前、面接を受けた。日本料理店の日本人コツクヘの通訳の仕事だ。店長は日本人だ。その日は少し寒かったが、私は自信を持って出かけた。店長と向かい合って座った。店長の奥さんは私のそばに座った。ちょっと緊張した。面接の問題は易しいと思った。私はだんだん楽になった。社長と料理の作り方を話していた。私の兄もコックだから、中学時代、兄からいろいろな作り方を習っていたから、面接にそれが役立った。しかし、ずっと静かに座っていた奥さんが、「タバコを吸いますか」と聞いた。私はぽかんとして、「タマゴを作れますか」と聞き間違えてしまった。「ええ、好きです。いつも買ってつくります」と答えた。奥さんは不思議そうな顔で、まだ学生の私をじっと見ていた。私ははっとした。その時、カバンの中の携帯電話が鳴り出した。電源を切り忘れたのだ。一泣き面に蜂一だと思った。見事に不合格だった。少し悲しかった。この教訓から、何事にもそそっかしくせず、まじめにすることの大切さを知った。
 今は、研究生になりたい。小さい頃から、数学が好きだった。外国語学院の学生だから、高等数学は習っていない。これからは、数学だけでなく、経済についての知識も独学したい。経済学の研究生になるもりだ。来年は、卒業論文を完成しなければならないので、とても忙しい一年になりそうだ。現代社会には挑戦する課題が充満しているので、私着は怠けていてはいけない。活気に満ちた生きがいのある生活を求めたい。人の一生ははかないものだと一言われているが、心を込めて大切にすれば、これが幸福だろう。
 大学時代の努力した積み上げは、一生の中で、きっとよい役割を果たしてくれることだろう。私はいつまでも忘れない。





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最終更新日  2006年05月09日 18時14分11秒
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