|
テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:研究者のつぶやき
前回のオーロラの話の補足です。
写真は、去年(2007年)の今日(9月29日)のall-sky camera(魚眼レンズ使用)による、オーロラの写真です。研究所のデータ・アーカイヴから持ってきました。これらは研究用として使うものではないので、解像度や露出は高いものではありません。写真は、左が「北」、そして下が「東」です。 また、この日は、満月に近い日だったみたいなので、全体の光度も高くなっています。 上の写真は日の入り直前(参考:本日は18:10)で、下の写真との光度比較のために出してありますが、満月(に近い)があっては太陽光線はあまり問題なかったみたいですね。ただ、この時間帯で既にオーロラが見えています。 下の写真、中央付近のオーロラが、緑と紫の2層構造になっているのがお分かりでしょうか? この紫色(たまに、青いこともあります)が、秋のオーロラの特徴です。この時間(18:57)だと日の入りからあまり時間が経っておらず、高度の高いところで、太陽光線を受けて「紫の」オーロラが地上で見えます。 私はオーロラを専門にやっているわけではないので、以上のような説明しか出来ませんが、sunlit auroraは季節(秋と春)の産物であることは確かだと思います。 2007-09-29-18:30からのオーロラ・タイムシークエンス(1分間隔) はこちらで見られます。"Next"を押してオーロラの時間変化をたどってみてください。光度の強いオーロラは、はじめ、北の方に東西に伸びる帯状で現れます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|