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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:研究者のつぶやき
今日一日は本当に忙しかったです。
今、先ほどから舞い出した雪を、自宅の仕事部屋の窓を通して見ながら、この日記を書いているところです。 まず、Chandrayaan-1(インド初の月探査ミッション)の打ち上げ成功を祝う催しが研究所でありました。chandra(hindi)=moon、yaan(hindi)=spacecraftと言う意味で、このミッションに私達が勤める研究所が宇宙プラズマに関する科学検出器を提供しているので、共同研究機関として、ロケットの打ち上げ成功は、まずは大きな関心事なわけです。幸い、打ち上げ自体は成功したようです。 ただ、私はこの月探査ミッション(データ解析に関して)には関わるとは思いません。 そして、キルナに戻ってきて2本目の論文のドラフトが完成。 3本目の論文ドラフトは、ずーーーっと前に80%は書いていましたが、結果の"詰め"がまだ出来ていなくてペンディング中。 4本目は、データの前解析段階である、データプロセスがやっと終わったところなので、まずは解析をしてからどういう「話の流れ」になるかを考えることになると思います。 多分、4本目は、既に解析をやって1、2本目の論文(ドラフト)になったデータを別なパラメータでソートし直し、それを解析して書くことになると思います。あるいは、1、2本目の論文(ドラフト)のデータ解析のベースとなった「データベース」を見渡して、面白そうな磁気圏内の領域を探して(と言っても、物理的にちゃんと根拠があって選ぶので、"適当"では決してありません、あしからず)、それに関するものになるかも知れません。 論文数にこだわるには、来年春に申請する研究助成金の当たりの確率を上げるため(←研究者の哀しい性ですが、しょうがないです。"現実"も見ないと食べていけないので)でもありますが、来年夏もしくはさ来年の、今の研究所での「研究者終身権」(いわゆる、tenure/テニュアと呼ばれるもの)を確実にするためでもあります。 あー、忙しい忙しい! 以前書いた日記の"その後"ですが、語学の特別コースは、二言語以上の複数言語を母語とする児童向けに設けられることになったので、我が家の娘も自動的に含まれることになりました。 日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、サーメ語、フィンランド語と、実にたくさんの児童(でも、子供達が通う保育園に限ったことです!)が二ヶ国語(またはそれ以上)を母語としているのには、びっくりしました。 ところで、娘はアルファベットで自分の名前を書けるようになりました。誰からか強制されたわけではなく、娘の"自発"です。従って、娘の名前の最初のアルファベットは鏡像になっています(笑)。しかも、日本風に右から左に書くと、ちゃんと"元像"になっています(苦笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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