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エリアマーケティングと釣りのおはなし

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2006年07月09日
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今回もとても単純なエリアの性格を説明します。

一世帯当り何人が住んでいるか、という部分もエリアの性格といえます。昔の日本は大家族という形態が多かったので5人以上の家族は当たり前という時期もありましたが、現在の首都圏では核家族化から少子化、更に単身で生活している割合が増えているので平均すると1人、2人世帯が全体の50~60%を占めています。

                 単身世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯
1.横浜市港北区日吉3丁目  72.7%  12・0%  7.5%     5・4%    2.5%
2.藤沢市片瀬山3丁目       12.1%  44.4%  21.5%  17.2%   4.7%
3.世田谷区成城4丁目     15.9%  32.4%   20.2%  24.7%   6.8%

1.単身世帯

前回の年齢の項でも説明した日吉3丁目です。単身世帯だけで7割強を占めています。
このエリアは東急東横線沿線に位置しており近隣に大学が多い事、東京通勤に便利な事もあり
20~30代の年齢層が50%を超えています。後日お話ししますが、鉄道沿線(特に私鉄)はエリアの性格を語る上で強い特徴を持ち合わせています。
さて、上記説明通りここは家族形体を中心として生活しているエリアでは無い事は一目瞭然です。
ただこの世帯人数だけではどの様な種類の人たちが住んでいるかの判断は出来ませんが労働力の強い20~30代単身者が中心である事は想像出来ます。
 
流行に左右される商品や独身の高所得者をターゲットにする場合の販促は有効だと思いますが、子供や家族をターゲットにしている、またシルバー向け商品に対しては費用対効果を考えると販促的に無駄なエリアだという事がわかります。ポスティングなどで1,000枚配布した場合、単純計算で700枚は無駄になります。もったいないですよね。

2.2人世帯

これも年齢の項で説明した片瀬山4丁目のシルバー層エリアです。この場合は以前説明した様に世帯主が定年後に夫婦で生活している割合が4割強を占めている傾向が強く見られます。
当然この様なエリアにはシルバー向け商品の販促が有効なのすが、2人世帯を考えると旅行関連や夫婦で行えるレジャー関連等の販促が合っているのではないでしょうか。

高齢者が多いエリアでは得てして2人世帯の割合が多くなっています。しかし、この世帯分布は
ファミリー層にも多く見られるので年齢層他データとの組合せが必要となります。

3.4人世帯

ここは田園調布と並び高級住宅地が多い事で有名な成城です。サンプルとして成城4丁目を数値化しましたが、成城1~9丁目の中で半分の町丁目は2.と同様な世帯分布になっています。

この場合、3人・4人世帯の占める割合が高くなっていすが、特徴的なのは年齢分布で10代後半・40代~50代・65歳以上の3世代が均等になっているという事です。

つまり祖父母、世帯主(父母)、子供と複数人数で生活スタイルを営んでいる比率が高く2世代住宅という形をとっているかも知れません。更に(詳細は後日説明)持家比率70%、一戸建比率78%なので比較的所得が高く消費が安定しているエリアであると想像出来きるので高額商品等の販促には最適でしょう。


何度もお伝えしていますが、世帯人数を知るだけではエリアの特徴は判断出来ず、また販促の決め手にはなり得ません。色々な要素を組合わせる事により、エリアの性格が明確化されてきます。

あとこの様な説明を見て「こんなの当然じゃないか。」と思われている方も多い事でしょう。
しかし、その方たちのどれくらいが自分の住んでいるエリアを数値化した事があるでしょうか?
確かにほとんどの方が感覚としてそれぞれのエリア特徴を掴んでいると思いますが、ここがミソなのですね。

感覚だけでは実践(販促)の有効手段にはなり得ません。各町丁目における数々の項目を数値化した際、それぞれの5~10%の差異が大きな決め手となるのです。数値だけではないのも事実なのでそれらはまた機会があったら説明します。

また、自宅周辺や少しでも関わった事のあるエリアならいざ知らず、全く知識の無いエリアに販促する場合、地方から首都圏の様に遠隔地に販促を打つ場合などこれらを知る・知らないだけでも必ずといって良いほど効果に差が出ます。販促にはお金がかかるし、チラシ等は何銭の世界ですからね。

単純だからこそ出来てなかったのがエリアマーケティングとも言えるのです。





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最終更新日  2006年07月10日 01時08分06秒
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