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カテゴリ:エリアマーケティングのはなし
一戸建 集合 分譲 民間賃貸 公団賃貸 社宅
1.横浜市旭区今宿2丁目 94.5% 2.1% 91.2% 4.7% 0% 1.2% 2.横浜市港南区日野3丁目 8.1% 90.7% 92.5% 5.9 % 0% 0.9% 3.世田谷区大倉3丁目 2.1% 95.9% 0% 0.1% 96.5% 0.1% 4.横浜市港北区日吉3丁目 17.5% 76% 21.5% 66.5% 1.1% 5.2% 5.横浜市港南区日野6丁目 3.3% 92.2% 3.2% 3.7% 0% 89.1% 今回は世帯内容もエリア性格の要素となるおはなしです。 1~5のエリアを6項目に分類してみました。一戸建と集合が第一要素、分譲と賃貸が第二要素です。賃貸は更に分類され民間、公団、社宅となります。 第一要素と第二要素の組合せパターンによりエリアの性格は大きく異なってきます。 1. 一戸建+分譲 今宿2丁目は一戸建と分譲比率が各々90%以上の典型的な分譲戸建住宅地です。 (ここでは詳細説明しませんが)年齢層を見ると昭和40年代後半から50年代に移り住んできた世帯主中心の分譲地である事がわかります。 前回にも述べましたが分譲戸建中心エリアでも売り出された年代によってシルバー、ミドルエイジ、ニューファミリーと性格が全く変わったものになるので注意が必要です。 一戸建中心エリアの場合、そのほとんどが一戸建+分譲というパターンですが中には賃貸戸建比率が高いエリアもあります。 2.集合+分譲 日野3丁目は集合・分譲比率が90%を超えている分譲マンション地区です。ここの年齢層は30代後半から40代の世帯主とその子供で主に構成されているのでニューファミリー層からミドルエイジ層に移行しているエリアと考えられます。 最近は大型マンション化傾向になっているので首都圏ではこのパターンが増加傾向にあります。更に(最近シルバーマンションも増加しているが)シルバー世代は皆無といって良いでしょう。 3.集合+公団 2と対極に位置しているのがこのパターンです。このエリアは公社大蔵住宅と言って昭和35年以降に建築された古い公団住宅が今も存在しています。必然的に55歳以上が全体の5割以上を占めており、消費活性が低いと推測出来ます。 このパターンの多くはシルバー層で占められている傾向が見られます。 4.集合+民間賃貸 以前にも説明した日吉3丁目。単身者比率が高い場合はこのパターンが多く居住者の定着率もそれほど高くない。しかし労働力が強いエリアなので年齢層によっては消費活性が非常に高い。 5.集合+社宅 2のエリアと隣接しているが、エリアの性格が極端に違っており、公務員住宅(国税庁、厚生労働省)がほとんどを占めています。 近年社宅は減少傾向にあるので、不動産・住宅関連業者はこのパターンのエリアを狙い打ちしている場合もあります。 何度も言っていますが、この世帯内容というのも一見誰でもわかりそうなものですが上記パターンが違うだけでもその生活・消費行動にも微妙な差があり、販促のヒントに成り得ます。 ここまで数回に渡って説明してきた単純な項目を組合わせると皆さんもびっくりする程「エリアの性格」わかりますよ。次回はそれについておはなしします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月11日 03時47分01秒
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