PR
プロフィール
ご当地ソムリエ宮城
ご当地ソムリエ宮城-宮城通がお届けする注目情報!
カレンダー
カテゴリ
バックナンバー
< 新しい記事
新着記事一覧(全12件)
過去の記事 >
私は、国道4号を「中の道」、国道6号・45号を「海の道」としたら、国道457号を、神・仏の道、山の道、温泉の道と呼んでいます。 国道457号は岩手県一関市を始点とし、宮城県白石市を終点とする総延長173.3kmの国道です。 山麓を南北に縦貫する道路ですが、東西に延びる地方道も国道に指定したため、一貫した南北道ではなく、東に行ったり、西に行ったりもする「あみだくじ」のような道路です。 あみだくじは室町時代から行われてきましたが、当時は真ん中から放射状に線が引かれて、それを引いて勝ちを決めたそうで、これが阿弥陀仏の後光に似ていたために、この名がついたそうです。(ウイキペディアより) 終点から始点まで、これから何回かに分けて、神・仏の道、山の道、温泉の道と申しあげたことを証明してまいりたいと思っています。 もう「あみだくじ」で、僅かながら証明いたしましたが、国道457号から遠く離れた多賀城市北安楽寺がお話のスタート。 多賀城市北安楽寺(七北田川堤防左岸)の板碑 大日如来の種子と、68人が48日念仏講を開き、正和元(1312)年8月19日にこの碑を建てたそうです。 鎌倉時代末期は乱世の時代に入り、人々は西方浄土に住む阿弥陀如来に救いを求めました。 安楽寺とは、西方極楽浄土を意味する寺号だそうです。 写真は七北田川の河川敷(地名:北安楽寺) この地には川港があり、近くには「市」が開かれ、春秋の彼岸念仏が大規模に営まれる場所でした。 彼岸念仏とは、太陽が真西に沈む彼岸の日に念仏を唱え、落日を観じて沈む夕日に、極楽浄土往生を願う信仰行事だそうです。 写真は真西にある蔵王連峰(大東岳、神室岳) 七北田川の真西に蔵王連峰の窪み(大東岳、神室岳の間)。そこに沈む夕日。人々はそれを見て一心に南無阿弥陀仏を唱え、法悦に浸ったかもしれません。(多賀城市史による)
さて、いにしえの山や川、大木や巨石は神として信仰の対象でした。そして蔵王連峰もそれでした。 そして、蔵王町史によれば、平安時代に修験道開祖の役小角の叔父にあたる願行が吉野の金峯山寺蔵王堂から奥羽山脈の山頂に蔵王大権現を分祀し、その一部、青麻山に僧坊を構えて、修験道の修行を行いました。そのため、修行の場所となった当地の奥羽山脈は「蔵王山」と呼ばれるようになったと言われています。 そして、その山麓を通るのが国道457号。だから、私はこの道を神・仏の道と言っているのです。 写真は終点の白石市の国道4号線との接続箇所 接続箇所は東北自動車道の白石インターから南に約3km。ここから、お話が始まります。 今度の夏休みの計画の参考になさっては如何でしょうか? この記事を読んだ方!!たまには油を使わない食事はどうでしょうか?(私は今年5回ももう食べました) あっさりした味が良いですね。 宮城名産きちみ製麺 金印白石温麺(24束)きちみ製麺 金印白石温麺(24束) 宮城名産【楽ギフ_包装選択】【楽ギフ_のし宛書】
国指定史跡に薬師堂と榴岡天満宮が追加指… 2015.06.15
「源 義経」の足跡を訪ねて(最終回) … 2014.04.27
「源 義経」の足跡を訪ねて(13) 瀬見… 2013.10.16
もっと見る