カテゴリ:九州の名産
今回は都会の喧騒から離れて、ホッとする行程です。 商人町、漁師町、宿場町であった姪浜もいまは再開発でミニ都会化しています。 街道の見どころとしては 1)興徳寺 大応国師(鎌倉時代)が開山した禅宗寺院です、所蔵されている国師の肖 像は国の重要文化財になっています。 名柄川をこえてしばらくすると下山門に入ります 2)壱岐神社 日本書紀に登場する「壱岐直真根子」(武内宿禰の身代わりに殺された 家臣)を祀る。 壱岐神社の前の九大演習林をくぐると海岸にでます、「生の松原」です 3)元寇防塁跡 今津、今宿、生の松原、姪浜、西新、博多、箱崎、香椎の20キロの海岸 に築かれた石築きの砦(鎌倉時代)です。生の松原から今宿にかけては 海岸線が防塁建設当時とあまりかわっておらず、比較的長くのこってい ます。 4)長垂山 含紅雲母ペグマタイト岩脈で構成されていて、戦時中旧陸軍によって堀 りつくされましたが今は貴重な鉱物資源の証として国の天然記念物に指 定されています。 5)太閤水 太閤秀吉が名護屋にいく途中此処で休み「茶の湯」を楽しんだ湧き水で す。長垂山が鉱物資源の宝庫であり、「薬水」ともいわれます。 この難所をすぎると 6)今宿 怡土と志摩の結節点で横浜(江戸時代に藩の米蔵があった)とも接し 交通の要衝として栄えたところです。 しばらく進み追分石をすぎ今宿横町の信号を左にとります 7)徳正寺 享保の大飢饉で亡くなった人々を弔った寺、横に地蔵尊がありお供え がたえません。 街道からは少し離れますが 8)丸隈山古墳 貝原益軒の「筑前国続風土記」にも記載のあるほど古くから知られてい た国史跡です、5世紀前半の前方後円墳です、周船寺にあります。 街道へもどり波多江をすぎると 9)前原宿 現在は前原名店街と呼ばれ、東西500メートルに亘って通りがありま 福岡藩の最西端の藩領でした。 綿屋蔵(その昔ハゼ蝋、酢、醤油の製造。金融業として栄えた名残) つづいて二丈町の一貴山駅前に在る諏訪神社(地区の氏神)を右に松末に向かい、羅漢川沿いに進むと深江です 10)深江神社 深江宿のほぼ中央あたり、深江駅の前の道を北へ建仁3年(1203) 創建、高祖城主の原田種直が大宰府天満宮を勧請。 深江小学校は太閤秀吉の茶屋跡と伝えられます。 深江宿の名残は梅屋宿跡の碑と大灯篭(常夜灯)です。 10月18日が秋の神幸祭、今年は10月25日から拝殿の建替えが 始まるようです。下の写真は建替え前のものになります
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.21 11:24:51
|