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テーマ:その素敵な秋色は・・・(4)
カテゴリ:その変わるときを・・・
ユキムシと言う名前の虫は学術的にはいません。ま、俗称ですよね。
昨日から大量発生しています。が、まだ市街地には下りてません。山中である我家の特権でしょうか? 今日犬の散歩から帰るときにお隣(と言っても100m位離れている)のおばあちゃんと立ち話でした。 私「そう言えば、雪虫昨日から出てますね。」 「ほんだなぁ(そうだなぁ)、山から(もっと標高が高い阿武隈山地?)降りてきなすったなぁ。」 私「もうそろそろ、雪の季節ですねぇ。今年は去年みたいに振りますかねぇ?」 「去年は酷がったない。んでもよぅ、街さ比べっと、ここは一回降れば溶けねえしなぁ。結構大変だよぉ。」 私「凍っちゃいますからね。」 「んだ、市の除雪も一番最後だがら、不便だわなぁ。兄ちゃん、よくこんな難儀な場所さ来だなぁ。」 私「いえ、結構楽しいですよ。確かに生活するのは面倒ですが、冬で閉じ込められると逆に外に出たくて歩きますから。雪、積もった方が山の中って歩き易いんですよね。(あ、灯里的発言)」 「んだなぁ、街には無いもんが、ここいらにはいっぺぇ(一杯)あるからな。兄ちゃんには合ってるかもなぁ。」 私「はい!」 他愛も無い会話に普通に雪虫が、冬の到来を告げる虫として、登場します。 恥ずかしい私の発言は、地ですから!そのまんまですから! さて、ユキムシ、学術的には「ワタムシ科」に属する、アブラムシの親戚です。 少し、学術的なお話をしますね。アリシアさんが、説明する「トドノネオオワタムシ」は実在し、本当にヤチダモ(初版は誤植かヤダチモになっています)の木に向かいます。正確には、トドマツからヤチダモに移ります。 生態は、やはりアブラムシ。単一生殖をし、例えば「トドノネオオワタムシ」は、春先には越冬地のヤチダモから離れ、トドマツに戻り、そこで秋まで(6~10月位)羽と、アノ綿が無い状態(殆どアブラムシの形態)で何世代かを過ごします。 ここで、やはり種によって越冬場所と、繁殖場所が変わります。時期も変わります。 ユキムシ=トドノネオオワタムシと言うのは、北海道観光キャンペーンで(でも超マイナー)、それを原作者の天野先生が拾ってきたのでしょう。 でも、雪国それぞれに「ユキムシ」=冬の到来は、福島以外にも、山形、秋田、新潟(中越、上越)、富山で私は確認しています。 やはり、それぞれ多分種は違いますが、同じ様に語られます。 トドノネオオワタムシは日本最大のワタムシで、直径5mm程度、福島で見られるのは、直径2mm程度。あくまで、mm単位なので本当に大量に出た日は雪のように見えます。 AQUAのユキムシも、アブラムシ科なら、あんなにでかくないく無いでしょう。 また、あんなデカイ身体で、小さい羽で飛べませんよね。 あ、でも可愛いんで縫いぐるみとかにならないかと期待しています。 実際のユキムシを顕微鏡写真でお見せしようとも考えましたが、夢は夢で・・・と思い止めました。 ただ、このユキムシ達が飛んだなら、冬の到来が迫って来た証拠です。 ま、雪が降る前に、空が高くなり、ボヘーと昼寝に最適な時間が来ます。枯れ草の上で、マッタリしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 3, 2006 05:23:02 PM
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