「ジョーのこころの縹渺(ひょうびょう)」

楽だったんだねという言葉が出てくるこの頃...




　１５日午後４時２５分ごろ、東京都足立区綾瀬４丁目のマンションの管理人から「（マンションから）男の子が落ちた」と１１９番があった。男児は３歳で、病院に運ばれたが全身を強く打っており、間もなく死亡した。
　警視庁綾瀬署によると、男児はこのマンションの１１階に両親と３人で住んでいた。当時は１人で留守番中だったといい、同署はベランダから転落したとみて調べている。
　母親は４０代で買い物をするために外出していた。綾瀬署は、男児が２本上下に掛けてあった物干しざおを伝ってよじ登り、高さ約１２０センチの手すりを誤って乗り越えたとみている。(３歳児が１１階から転落死　東京、１人で留守番中 中日新聞社会面より抜粋)



買い物をするために外出とありますが、なぜ三歳児を家に独りで残したのでしょうか。


また、何歳くらいからなら家で一人で留守番が出来る年齢に達するのでしょうか。


夫婦共働きで、どちらも職場を休めない状況で、子供を職場に連れて行くことも適わない状況、両親や親戚などは近くにおらず、託児所にも空きはなく、ベビーシッターさんなども見つかっていないような状況があったとする。


そんな状況下などが発生してしまうような風土で、一人家に残されてしまうような子供たちが発生している、もしくは発生してしまう可能性はないであろうか。



イスラエルでは、子供同士の結びつきからの行き来、親同士の相互扶助での行き来、地域に子供を有料などで預かってくれる同級生の親御さんや幼稚園の先生などが、幼稚園終了時刻から夕刻くらいまで、個人的に面倒を見てくれるケースや個人で雇い入れているベビーシッターさんなどいろんな形態が組み合わさり、共働きで子沢山家庭が多い社会構造でありながらも寂しい思いをする子供や子供のみで滞在することによって起こる事故などを配慮される仕組みになっている。


日本で以前から言われている、託児所問題の増設などが遅々として進まないといった状態などであれば、個人的な民間団体や友人知人たちによる改善が求められているのかもしれないと感じる事件でありました。






ここからが日記です＾＾。


今日は、息子は朝起きられませんでしたが、なんとか、午前８時の定刻前には教室に滑り込むことが出来ました。



８時になると始業のベルのような音楽が鳴ります。




息子を教室に送り届けて、門に向かう途中に音楽が鳴り出し、肯定や敷地内で遊んでいた小学生たちが一斉に教室に向かってかけていく姿が、見受けられました。





こちらは９月が始業式。



今年息子は、一年生に上がります。




後数年もすると、息子も彼らと同じような感じになっているのであろうか。




ふと、想像の世界に引き込まれそうになりましたが、廊下をかけて来る児童とぶつかりそうになり慌てて踵を返す私。




家に帰ると愛犬二匹が、さも当たり前のようにじゃれあいながら私に朝の散歩を促すべく、顎をしゃくって綱が入っている巾着袋を指し示している。



愛犬に顎で使われる私って、もしかして、犬のぱしりってこと！？






すぐに言うことを聞いて散歩に連れ出す気にはなれず、５分ほど妻から娘を預かり髭剃り前の顔をじょりじょりとこすり付けるものだから、抗議の声と猫パンチをくらう。



元気がいいのはいいことだ。



最近は妻との間で、この合い言葉が流行であると認識するくらい、ささやかれる回数が多い言葉だ。



息子が赤ちゃんの時は、３時間おきに計ったように起きだし授乳の催促をする生真面目さと、何一つ不平をもらさなかった出来すぎると感じるくらいの繊細さを思い出すたびに、楽だったんだねという言葉が出てくるこの頃。




今までは、比べることはあまりよいことではないかもしれないけれど、対象が他になかったことで、二人目が出来ることで、改めて息子の温和な性格がクローズアップされ始めてくることがある。





そんな息子が、眠る前に妻に言っていたこと。




「僕はもっとお母さんに構ってもらいたいんだよ！！」




今にも泣き出しそうな表情も、たった一言の会話から笑顔になりはしゃぎ遊ぶことが出来る特異な性格。




それが息子の持ち味であり、偉大な成長するための礎でもある。




そんな息子でも、いずれは一人では抱えきれないような悩みを持つことがあるかもしれない。





そんな時に、共に話をしながら一緒に悩み考えることが出来ればいいなぁなどと感じた寝静まった後の今の私の心境も、日々の中で移ろいながら変化していくことに抗うことは出来ないであろう。



そんな時に思い起こさせ、奮い立たせてくれるような一言一言を日々綴っていければなどと、独りごち。





今日もよろしくお願いします。