「ジョーのこころの縹渺(ひょうびょう)」

日本の出生届珍問答・・・



　細胞分裂に必要な酵素を取り除くと、がん細胞が死滅する一方で、正常な細胞は生存することを、愛知県がんセンター研究所の稲垣昌樹部長や猪子誠人研究員らのチームが発見し、米科学誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」に掲載した。正常な細胞への影響が少ないことで、副作用の低い抗がん剤の開発が期待される。
　細胞分裂には、正常細胞やがん細胞にかかわらず、酵素「オーロラＡ」が働いている。グループは、オーロラＡを欠如させた人間の細胞を培養。正常細胞と子宮頸（けい）がん細胞を比較した。がん細胞は細胞分裂が正常に起こらず死滅した。
　一方、正常細胞では、細胞増殖を休止させる「一次線毛」を形成し、健康な細胞のまま休眠状態で生存することが分かった。休眠状態になっても、細胞はいずれ正常に活動する。
　オーロラＡを抑制すると、がん細胞を死滅させることは知られており、実用化に向けて治験も始まっている。しかし、副作用につながる正常細胞への影響は確認されていなかった。
　正常な細胞は生存するため、脱毛などの副作用が軽減され、抗がん剤の投薬量を増やせる可能性が高い。チームは今後、子宮頸がん以外のがん細胞でも調べる。
　稲垣部長は「抗がん剤開発には、正常細胞への影響を懸念する視点が必要。オーロラＡだけを抑制する治療薬の開発により、患者へのダメージが少ない治療が期待される」と話している。（酵素除きがん細胞死滅　愛知県がんセンター研中日新聞【社会】面より抜粋）


癌細胞についての解明が進むことにより、癌細胞については解明されるかもしれませんが、それと平行して子育てをしやすい自然環境や住環境についても模索していきたいと感じます。


副作用が軽減されることにより、より多くの方が病魔から解放されるようになると良いですね＾＾。




ここからが日記です。


今日は、日本の出生届を出しに日本大使館に行ってきました。



そこでの珍問答があまりにも可笑しくて、全員笑い転げてしまいました。


私の姓名をA、妻の姓名をB　とした状態で、以下、日本大使館での珍問答を紹介いたします。



私　　　　：「おはようございます。A ですが・・・」

大使館職員：「どうもおはようございます」

私　　　　：「これが、必要といわれていた書類です。そして、一つ質問があるのですが、妻が、自分の苗字に私の苗字を、加えたのです。そして、苗字が変わった場合などには、出生届を提出際に変更の件も申請しなおさなければいけないのでしょうか・・・。わからなかったので、これが、内務省から変更の際に頂いた書類です。パスポートも含めまして、一通り持ってきました」


大使館職員：「あぁ、そうですか。それでは、書類拝見させていただきますね。通常の出生届に必要な書類はといいますと・・・、そうですねぇ、こちらで問題はなさそうですね。それでは、姓名変更の届出方法を説明させていただきますね。ええと、奥様は、B様からご主人の姓を取り入れられまして、BAさんに変更になったのですね・・・これは、ちょっと待ってください・・・、娘さんがお生まれになったのがこの日付ですと、姓名を変更なさったのはご誕生された後になりますね、あ、イスラエルの内務省で出生届を出された日付と同じ日付ですね。そうしますと、出生届に関しましては、息子さんが誕生された時と、ほとんど同じ記載事項で問題なさそうですね。ただ後々、姓名の変更届を出されるのだとしますとですね、出生届の欄外の但し書きのところに、その事を付加説明しておかれた方が、後からわかりやすいですね」

私　　　　：「はぁ、そういうものなのですか。皆さん、姓名などを変更される際などには、どの様な手続き手順を踏まれておられるのでしょうか。子供や孫たちが申請等をする際に、どの様に配慮するのが良いのでしょうか」

大使館職員：「えぇ・・、それは、A　さんがどうしたいのかということになりますけれども、手続きが複雑になってしまわれる可能性も有るので、一概にどうということは難しいですね・・」

私　　　　：「どちらにしろ、もう既に妻が自分の姓名を変更してしまっている際は、変更に際した手続き上の書類等を、一通り提出することで妻と子供や孫の関係性が立証できれば、手続きは成立するということになるのですね？」

大使館職員：「まぁ、そうですねぇ、書類上では一字異なるだけで、別人として取り扱われてしまうので、統一されておいた方が、A　さんがご存命でない時などにも、関係性を立証しやすくなりますね。えぇ、A　さんの場合ですと、ご主人がAさんで、お子様たちがABさんで、奥様が新しくBAさんになられたのですかぁ？ははははは、すみません、ご家族皆様姓名が異なるのですね。変更されるかされないかは、A　さんの御決断次第ということになりますね、ぷぷ」

私　　　　：「ぶはははは、そうなんですよ、ぷぷ。何度も、日本政府はあまり例外などを認めるような柔軟性は有していないと、説明しているのですが、妻にとってはB　という姓名が重要らしく、持ち続けたいというのですよ。それで、私の姓名になるのは躊躇してしまうけれど、嫌いなわけではない。もし、付け加えるのだとしたら、BA　の順だと頑固に話を聞きもせずに、申請してしまったのですよ。これでは、妻の姓名変更を申請してしまいますと、わけがわからないことになりますよね」

大使館職員：「ぷっ、そうですね。ただ、申請することは出来ますので、その際には日本から戸籍謄本を二通お取り寄せいただくということになりますね」


妻の性格は、完全に天然でして、何も包み隠していないのですね。


そして、行動の意味がよくわからないことをしているのです。



普通は、より簡単に時間を節約できるようにと工夫していきますよね。



しかし、彼女の場合は、ほとんどが思いつきで動いてしまうので、彼女が動けば動くほど、笑いは広がるのですが、私の日常はちっとも楽にならずに雑事が増えていく。



本当に真剣に話しているのに、人の話を聞いた後に出てくる言葉は、面白い人だという感想でしかないのです。





イスラエル人の中でも、変わっているほうだとは思うのですが、国際結婚で手続きのルールなどが異なりますと、本当にややこしくややこしくなっていってしまうのが、我が家の場合は全くの例外中の例外で、子供たちが何かを申請する際に。泣きついてくることはわかりきっているので、私もしっかりと頭を働かせておかなければと、日々感じております。



日本の手続きに関しては、ハードルを高く設定することで悪用をさせづらいということは確かです。



しかし、実際に海外などに住んでおりますと、私が日本を離れた際に私の戸籍のある場所から私の両親は、新しく購入した分譲マンションに住むために戸籍登録されている住所から、引っ越してしまっております。



しかし、日本を出てしまっている私の戸籍は、そこに残されたままなのですね。




そうしますと、戸籍を入手する際に、もし私が他界してしまっている場合などには、子供や孫たちはどの様に遡ればよいのであろうか・・・。



私が考えるまでもなく、必要であれば子供や孫の世代がなんとかするのでしょうが、戸籍等を遡るだけで、私の子孫たちにとっては、ピラミッドの財宝を探る冒険みたいなものでしょうね。




今日の出来事は、その場では皆で大笑いして楽しんでしまいましたが、家に帰ってからいろいろと考えさせられる出来事となりました。




今日もよろしくお願いします。