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観てきました『ロックンロールは鳴り止まないっ』
これ、劇場版神聖かまってちゃんという副題のとおり 神聖かまってちゃんの話だと思ってみると裏切られます。 (いい意味で) SRシリーズの入江監督の最新作ということで、自動的に注目。 劇場でフライヤーを見つけたとき「シングルマザーのかおり」 というキーワードに全身鳥肌がたち(!) 「これは私のための映画やわ!」と拡大解釈してしまったのは 言うまでもありません(笑)。 まだ公開されたばかりなので(まだこれからというところも多々あり) ネタばれするようなことは書けないのですが、 この映画を作ってくださった方に感謝の意味をこめて 感想所感を残しておこうとおもいます。 (かなり、かおり寄りですが) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ シングルマザーの葛藤をよくぞ表現してくださって感謝です。 「じつはシングルなんですよ」と言うと 「すごいですね」とか「えらいね」とか、ときには 「かっこいい!」とか言われたりするのですが、 ずぇんずえん!!!かっこ悪いことばかりですっ!!!! 離婚するときは、人の醜い所ばかり目立ってみえてきますし、 人と大いにもめますし、自分自身とも、かなりもめます。 神聖かまってちゃんの音が狂って聞こえるように、 アタマ、マジ、狂いますよ。 けれども、前に進まなくちゃいけない。 でもそれは、けして美しく変換はできない。 来月の家賃の支払いを、生活費をどうしようかと 一日中ぐるぐる頭をめぐるし、寝られないし、 今まで味わったことのない憎しみが溢れだしてくるし 涙は止まらないし、なぜか家電は次々と壊れるし(!) 子どものケアもちゃんとやってあげられないし、 「どうすんの?!どうすんの?!どうすんのーーー!」と、 自問自答が頭をぐるぐる。自転車で近所をぐるぐる(笑) もう二度とあの状態には戻りたくないですね。 それでも「母」の部分はカラダが反応するというか、 かおりが胸騒ぎを覚えるシーン、保育園に呼び出されるシーン あれ、シングルマザーのみんなわかるんじゃないかな。 ほかにも、バイト先でためいきついてるとことか、 元夫との面会にいらつくとことか、ああ、あげだしたらきりがない。 この映画をみれば、もうシングルマザーを 「かっこいい」なんて言えなくなると思います。 これが現実でっせ。 でもね、ラストはちゃんといい方向で収まってるので 希望もね、もてるよ。 かおりは、やっぱり強いです。 ただ、ちょっと男運がないだけです。 うぁぁーーーっ、 すげーどうしようもないほど共感っ! いや、共感を通り過ぎてしまって、まったく泣けません。 わかりすぎるぐらい、わかると、人って泣けないんだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.03 12:35:47
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