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テーマ:ネットでの交流(403)
カテゴリ:Technology-テクノロジィ
現代社会の人間の心理のお話。
先週から携帯電話の複数のショートテキスト(SMS)で最大8日遅れという、 とんでもないメール遅延を経験し (早朝5時半に1週間前の行方不明分6通が一気に届いたSoftBank...)、 そういうのに振り回される人間心理について考えちゃいました。 インターネットやE-mailが普及してもう10年以上。 携帯電話からのインターネット閲覧もE-mail送受信も余りにも当たり前になっていて、 更にmixiでも楽天でも、色々なサイトでのメッセージの送受信とかも、 かなり当たり前になっている。 ブログにコメントする、などであれば、 投稿者もすぐそのコメントの反映を同時に確認できて、 もし投稿できない事態になれば大体それに気付けるのが普通なのだけど、 メールやメッセージの送信となると、 自分サイドでは【送信完了】の画面になるもんだから、 てっきりいつも通り問題無く送信されていると思ってしまう。 だから、そういう普段は滅多に問題の無いコトである日問題が発生してて、 それが更に【見えないところ】で、気付けない状況にあると厄介。 メールは電話という手段を選ばずにあえてメールにするんだから、 わざわざ事前に電話か他の手段で【今からメールしますね】なんて予告するコトって、 よっぽど無い。 口頭で話したコトを、記録確認の目的でね、というなら別だが。 だから、メールを送られる側も、 そのメールが送られてくるなんて待ち構えてないから、 送った人が送ったつもりになっていて、 本当は届いてないのに、 送った人は、返事が返ってこないぞなんてヤキモキしだして、 送られる側の方はそんな状況つゆ知らず、なんて状況はほんとコワイコワイ。 でも、実際こういうコトって良くあると思う。 なんともこういう不具合は人間関係をややこしくこじらせる厄介な要因。 一般的に、 【メールの返信を催促するコト】っていうのは、 非常にデリケートで、その仕方によっては逆にスゴクひんしゅくを買うというか、 ウザイと思われてしまうアクションです。 コレをダイレクトにさらりとできれば良いんだけど、 人間、特にワタシが思うにとても日本人的な思考回路では、 このメールの返信の催促をするかしないかでヤキモキ、 そこで発生する被害妄想、 それによる勝手なすれ違い、勘違い、誤解のドラマが渦巻くと思う。 よくE-mailに依存している人の症状とかについて、 たまにmixiニュースみたいな記事で触れられたりしてるけど、 まぁ、そこでメール送受信が正常に行われている場合は、 当事者がただセッカチなのか否かで済む話だけど、 ココに、メール送受信のエラーが絡んでくると厄介。 メールの返信が来ないとヤキモキする被害妄想心理以上に、 そのエラーのせいで勝手に【返信をしない酷い人】という濡れ衣を着せられてしまう相手、というのがある。 ワタシもそういう被害にあったコトがある。 例えば、ワタシが返信をしなかったと言われた濡れ衣。 こちらにたとえ返信時の送信履歴が残っていたとしても、 相手側に届いていなければ、相手としては不達を主張できる=返信してない=ワタシ悪い。。。 というコトになる。 本当にまぁ、サーバのいたずらというかなんというか。 こういうデータ送受信というものは、目に見えないもので、 何時何分何秒に確実にコレ!っていうのを証明するのは何かと難しい。 テキストデータなんて偽装も簡単だし、画像だってそうだよね。 とかくデジタルデータなんて改ざんしようと思えば容易に出来てしまう。 一般人を騙すようなLEVELなんて特にね。 だから、こういう【言った言わん】で議論や喧嘩になるのは馬鹿馬鹿しいし、 そんな浅はかなコトで壊れる関係というのであれば、所詮それだけの浅さというまで、というか。 だから振り回されたくないのよね。 でも、データ処理、データ通信が余りにも当たり前になっている世の中だから、 基本、毎回毎回疑うくせなんて人々には無くて、 やっぱり当たり前に感じて日々生きてしまうから、 そこら辺の心理的な構えのバランスの取り方が難しいのよね。 こういう風に目に見えにくい世界だからこそ、 純粋なエラーもあれば、 本当に返信していない時に、仮に相手に催促されたら、 苦し紛れに【送ったのに届いてないみたい。】なんて嘘を言うケースもよく聞く。 正に、そば屋の話的なね。 だから余計、ひとつひとつのケースの真偽が解りにくくなる。 そこに、催促しにくいという遠慮の心理が介入してくると、 本当にそこにエラーがあるのに、 エラーのせいじゃなくて、罪の無い相手が責められかねない。 いやでしょ、いやでしょ?こういうのって。 羊飼いの少年? いつも嘘つきの人は信じてもらえなくなる。 いつもエラーだらけなら、あぁ、どうせまたエラーって思われる。 普段、よっぽど問題無い人は、何か問題あった時、皆がすぐ気付く。 メールの返信はすぐする!という人になっていれば、 そのすぐ、が無かった場合に相手が変だぞと異変に気付く。 ワタシみたいにすぐ返事しない人は、 相手もワタシが返事してもしなくても、あまりおかしいと思わない。 ウーンウーン、難しいね。 そんな、メールの送受信の対応の迅速さに束縛された日々は送りたくないし。 かと言って、不意に起こるサーバーエラーのせいで濡れ衣着せられたくないし? とまぁ、色々こういうのに翻弄される人間心理について考えてしまうわけ。 だから、やっぱりどんなにテクノロジーが発達しようとも、 結局はそんなのに左右されないコミュニケイション能力と関係を大事な人たちとは保ってないといかんね、って思う。 そんでもそんでも、コミュニケイションというのは相互で成立して初めてコミュニケイションだでねぇ。 発信側と受信側のタイミングが必ずしも一致しないからね。 もしかして、発信してても受信拒否されてる場合もあるからね。 しかもそれ気付かされずに。 色々なパターンがある。 一番大切なのはface to faceだよな。 と、しみじみ思う。 そして、きちんとメモとって。 サインして、押印して、、、などなど。 アナログに。 触れて。 書いて。紙で。 データ、コワイ。消える。 便利。でもそう見えて、結構ダイナミックに人々の関係に亀裂を生む媒体かもしれない。 デジタル便利。 でもコワイ。 慣れるけど、100%信じちゃなんねえ。 ずっとずっと本質は見失わないでね。 利用してても、地に足ついて。 ヒトの心の裏の裏の裏みたいな。 めんどくさい。 だから、なるべくシンプルに。 空気も読みやすいように。 でも誤解しないように、されないように。 変なの。 現代病。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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