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カテゴリ:日記
前日記に書いたとおり、いつものアクアネタではなく最近はまったライトノベルについて書きたいと思います(^^)
タイトル通り、はまった作品は「ソードアート・オンライン」です。 ソードアート・オンライン(1)[川原礫] はじめはチラッとアニメを観て、面白そうと思ったのがきっかけ。 アニメはちょうど最終回を終えたばかりですね(^^) 原作の小説は現在12冊発行されていて、アニメは1巻~4巻までのストーリーで終わっています。 最近、ラノベや漫画原作のアニメはたくさんありますが、アニメ観て原作も読みたいと久しぶりに思わされた作品です。 アニメが十分面白かったのもあるんですが、かなりストーリーの進行が早くて、物足りない感じがして、原作ならもっといろいろ書いてあるだろうと思ったのが結局の理由かも(´∇`) ですが、小説読んで分かったんですが、もともとこの作品は作者さんが電撃小説大賞に応募しようとして書いたものの、規定ページに収まらず、もったいないのでWEBに公開していた作品だそうで(^^; その後、この作者さんは別の「アクセル・ワールド」という作品で(こちらもアニメ化されてます)電撃小説大賞に応募し、受賞してデビューして、この作品も出版するに至ったらしく、なんと最初のソードアート・オンラインというゲーム内に閉じ込められる状況が1巻で終わっちゃってるんですょね(^^; 2巻はそのときのサブエピソードで、3・4巻ではその後のヒロイン救出までを書いてます。 読んでみると、少し話を削っているものの、けっこう忠実にアニメ化されていましたね。 それでも細かい心理描写とか、小説でないと味わえないものもあって、1巻を試しに買ったら、全巻即買いしてしまったんですが(´∇`) さて、お話の内容はソードアート・オンラインという仮想大規模オンラインロールプレイングゲームの中に、主人公をはじめとする1万人もの人間が閉じ込められて、ゲームをやめてもゲームの中で死んでも本当に死んでしまうデスゲームに巻き込まれる話です。 まぁ、前記の通り、1巻でそのゲームからは脱出しちゃうんですけどね(^^; ゲームが始まったところからいきなりすっ飛ばして2年後のクリア直前に話が飛ぶので。 で、2巻と8巻にそのサブストーリーが入り、現在は「ソードアート・オンライン・プログレッシブ」という本編と別枠で、2年間のゲームクリアまでの詳細を書いているようです。 本編も面白いですが、ソードアート・オンラインの中での話がなかなか面白い(^^) まぁ、いってしまえば、せっかく色々作りこんで2年間も仮想世界に閉じ込められている主人公たちを書かないのはもったいないですょね(´∇`) ただ、後から過去編をを書いている状態なので、いろいろ矛盾も・・・特に主人公とヒロインの関係性が・・・なんですが、これまでの作品の経緯を考えると仕方ない面もあるので、大人として目を瞑っておこうと思います(笑 すごくリアルな仮想世界でのネットゲームの話が大部分の小説なんですが、いろいろ共感できるものがあって、読んでいるうちに昔の自分のことも思い出したりしました。 私も過去にネットゲームにはまっていたことがあるので(^^) 当時はネットゲームがまだあまり無かった頃で、PCからも携帯からも参加できるシステム的にはすごく簡単なゲームでした。 一応RPG(ロールプレイングゲーム)でファンタジー調で、ゲームとしてできることは国に所属して、一日一回ずつのお仕事的な行為・ダンジョンの探索・魔法生成・武器生成とか、クリック一回で進むようなものが何個か。 ある意味それだけだとすぐに飽きてしまうようなゲームで(^^; で、何が面白いのかと言うと、キャラになりきって他の人たちとやり取りすることなんです。 各国には掲示板(スレッド)があって、そこで文字で会話などをするんです。 現実のことを書くのはマナー違反で、自分の種族っぽい話し方とか、キャラを作りこんで会話をしたりする・・・これをRP(ロールプレイ)というんですが、かなりはまりましたね(^^) 私はそのゲームで、始めたばかりの人にRPのやりかたや、魔法生成とか本当にゲーム的なことを教えてあげる部署みたいなところで、最初は教わって、そのうち教える側になって、どんどんはまっていきました(^^) そのゲームはもちろんソードアート・オンラインみたいなデスゲームではなかったですが、やっぱり人間同士のやり取りですから、いろいろ楽しいこともあったり嫌な思いをすることもあったり・・・(^^; 仮想空間のようなリアルなビジュアルがなくたって、文字のやり取りだけでも相手の人間性って出ますしね。 たとえRPでキャラ作りしていたって、そんなに性格は変えられません(^^; あ、そういう意味ではちょっと小説の内容に違和感を感じるところもあったりするんですけどね。 まぁ、それはともかくとして、小説を読んでいて、一番ハッとさせられた一文が 「ゲームを逃避的に遊ぶのではなく、仮想世界で得られる経験や絆を現実の自分の糧にする」 この言葉がこの物語の根底にあるのだと感じたし、私が一番に共感する部分です。 ネットゲームをしたことのある人なら共感してもらえると思うし、していなくても、この小説を読めば同じく感じてもらえると思う部分。 実際、私はネットゲームにはまったおかげで、自分ではどうにもならなかった現状を変えることができたので。 平たく言ってしまえば、転職するきっかけになったんです(´∇`) 私は高校のときに目指したものにまっしぐらで、仕事もそのままの分野に勤めてました。 仕事の内容的にはかなりきつい肉体労働だったし、勤めているところの設備がかなり悪くて、仕事環境は最悪で、でもずっと進んできた道だったから、今更横道に逸れることもできなくて。 二十歳そこそこで、肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいでした。 そこに勤めていたときに、初めて軽いメニエル発症したし、気管支炎にもなったし、ぎっくり腰もやって、両手首は交互に腱鞘炎になるし、どう考えてもがんばりすぎでしたね・・・(´∇`; 精神的には躁鬱っぽくて、いろいろ考えて仕事中に涙止まらなくなったり、帰りに作業服着替えながら泣き出して止まらなくて、泣きながら車運転して帰って、母親に怒られたり・・・でも面白い漫画で大爆笑もしていたから鬱ではなかったな・・・(笑 買い物にもいけなくなっちゃって・・・店に入ると照明がまぶしくて買い物に集中できなくて、頭痛くなるし、欲しいものがどこにあるか探すってことすらなかなか頭が働かなくて、とにかく出歩くのが嫌で嫌でどうしようもなくなって・・・今考えるとかなりヤバイ状態でした(^^; でも、仕事を変える踏ん切りは全然つかなくて・・・そんな精神状態だからってのもあったんでしょうけど。 そんなときに先のネットゲームにはまって、ゲームの中でいろいろ人に教えたり、チャットで会話したりするようになって、自分のこだわっていたものがすごく小さく感じたんです。 それに、高校のときから突き進んできた道だけど、他に自分のやりたいことあるんじゃないかと思えて。 で、なんと転職したのは全くの畑違いのパソコンインストラクターという仕事(^^; まぁ、小さい会社だったので、他に事務仕事全般もやりましたが。 さっき、ネットゲームでもその人の人間性が出ると書きましたが、自分の人間性もバッチリでてしまったんですね。 私って、人に何かを教えるって行為が好きなんだなと・・・(´∇`) 実際、あのゲームで私がやっていたことは初心者にゲームのことを教えてあげるばっかりで(笑 パソコン自体は嫌いじゃなかったし、そのネットゲームの中ではゲームの中だけにとどまらないネチケット(ネットのエチケットマナー)も教わったし、もともとキーボードの入力には自信もありましたし(^^) そうはいっても、パソコン関係の資格も何も持っていなかったので、その後、仕事をしながら自力で勉強して資格を取ったりしたんですけどね(^^; 転職先は家からも近かったし、パソコンのインストラクターといっても、お客さんと一対一の教室で、本当にパソコンの初心者さん相手だから当時の自分のスキルでも教えられたし、あんなにうまく転職できたのは本当に運が良かったんだなと、今は思います。 結局いろいろあって、また転職してしまったんですが、その会社で経験させてもらったのが、その後の仕事に活きているので、あの会社には本当に感謝しています(*^^*) ネットゲームとかネットを通じたコミュニティとか、顔の見えないやり取りを理解をしてくれない人もまだまだいるけれど、ネットのその先にはちゃんと人が居て、相手に与えられ、与える影響は確かに本物で、自分を創っていくものの一部であると、それは素晴らしいものなんだって、新たに思い出させてくれたのがこの「ソードアート・オンライン」です(^^) 本当は作者の方の意図とは違うのかもしれませんけどね(´∇`) そういうテーマ的なことを抜きにしても普通に物語としてもすごく楽しめる作品で、6巻とか7巻あたりになると泣ける場面もたくさんあります(*^^*) オンラインゲームを題材にした話・・・なんて聞くと、どうなんだ?って思う人も居るかもしれませんが、大人も楽しめる作品です(^^) まぁ、私もオンラインゲームのシステム的な小難しい話になると???と思うところもあったりしますが、その辺をしっかり理解しなくても読むのに問題はないので。 アニメでもその辺はかなり省いてましたしね(´∇`) 興味のある方はぜひ読んでみてください(*^^*) 現在、ソードアート・オンラインは本編1巻~11巻とプログレッシブ001巻の計12冊が発売中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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