古典には満月の十五夜より十六夜(いざよい)がよく出てくるようです。
一説には、暦が普及していない時代、パッと見で満月かどうかの判断難しかった。
最も満ちた満月(十五夜)から、翌日に"欠け始めた"月を見て、はじめて「昨日満月だったか」と判断。
で満月の次の夜の「十六夜」かなじみ深くなったといいます。
あと、十六夜はなぜ「いざよい」(古くは「いさよい」)と読むのでしょうか?もともと「いざよい」とは「ためらうこと」「ためらっている状態」を指します。
十六夜の月は「欠け始めたか、まだ欠けてないか」判断を「ためらう」ような月だから「いざよいの月」と読まれたとか、他に「昨日よりもっと満ちた月を待っていると、昨日よりやや遅く"ためらう"ように少し欠けた月が出てくる」からだという説も)。