日も短くなって朝晩涼しくなりましたね、ミカンの美味しい季節が・・・
今日はオレンジに関わる3つの精油のうち「スイート・オレンジ」を紹介します。
★オレンジの分類(アタマを整理しないと訳わからなくなります^^;)
大きくは2種類。
1.野生種の「ビター・オレンジ」 Citrus aurantium
-->花から「ネロリ」が採れ、葉から「プチグレン」が採れます(水蒸気蒸留法で)。
2.果実に甘みのある「スウィート・オレンジ」 Citrus sinensis
-->果皮から圧搾法で採れます
「スイートオレンジ」は、ジュースで良く飲むし、なじみ深い気がしますがアロマテラピー効果は意外にあなどれないです。
「ネロリ」「プチグレン」はまた別の機会に。
★精油の効能
意外と心を強くする作用があって知ったときはへぇーっと思いました。
オレンジジュース飲むと何か落ち着いたりホッとするのは香り成分が心に働きかけているのかな?ただ、オレンジを食べると体を冷やすので秋冬は常温で食べたり飲むことをオススメします。
○鎮静、鎮痛作用 ○夜よく眠れない時 ○ストレスの緩和、不安神経症 ○ノイローゼやヒステリー気味 ○消化器系への働きかけ;胃の不調、下痢、便秘の緩和、食欲を増進、ビタミンC吸収を助ける ○コレステロール値を下げる
★「スウィート・オレンジ」Citrus sinensisの主な芳香成分
モノテルペン炭化水素類のリモネンが95% ラクトン類のフロクマリン約0.01%
リモネンには、抗感染、組織再生、抗炎症、むくみ除去作用などの他に、肝機能再生・腎臓機能の促進も。フロクマリンには血液流動化、鎮静作用が。
★注意事項:フロクマリンに「光毒性」があります。塗布後、日光を浴びないのが原則ですが、スイート・オレンジの場合、フロクマリン量は少量のため余り心配ないようです。敏感な方や量が多いときは注意が必要。