スクワランとスクワレンの違いって分かりますか?!
私はアロマを勉強し始めた頃、同じものに言い方がふたつ
あるのかな?とか思ってました。が、全然違いました^^;
不飽和炭化水素であるC30H50(スクワレン)に水素添加し、
飽和安定化したものがスクワラン(C30H62)です。
「スクワレン」は深海鮫の肝油やオリーブオイルなどに含まれ、
人間の皮脂にも5~10%含まれ、スクワレンが減少すると細胞に
充分酸素を供給できず、皮脂の老化が進むとか。だから、美容
には大切なんですが、酸化しやすく不安定で化粧品に使えない。
そこで、水素添加して「スクワラン」に加工しているのです。
この水素添加した油を肌に浸透させて問題はないのでしょうか。
私は直感的に避けておりますが、明確な根拠はありません^^;
水素添加した油脂といえば、パンやお菓子の材料の「ショート
ニング」も水素添加した加工油脂です。
大部分の市販マーガリンにも水素添加の植物油が使われてます。
水素添加により常温で固形の油脂となり、また、常温で長期間
放置しても酸化・腐敗しないそうです。
なので食品というよりの実は「プラスティック」に近いとも
言われ、アレルギーの原因など害が疑われ、欧米では食品への
使用が制限されるなどしています。日本では野放し。でも、
ショートニングやマーガリンがなくなったら安いお菓子やパン
や惣菜を大量生産できなくなって食品業界は大混乱に陥ります。
私はできるだけ、お菓子やパンも手作りに近い製品、マーガリン
やショートニングを使用していないものを探して選ぶようにして
います。なかなかなくて大変ですけどね^^;
何で大部分のパンやお菓子にショートニングやマーガリンが
使われるのでしょうか。これは前回前々回に書いた、石鹸と同じ
理由。工場で低コストに大量生産するには、腐らない油が欠かせ
ないのです。