ちょっと落ち着いてきたのか、久しぶりに精油のお話をできそう
です・・・ラベンサラについて
学 名:Cinnamomum camphora
(Ravensara aromaticaはホントは今や俗称らしい?! )
科 名:クスノキ科
製 法:葉付きの小枝を水蒸気蒸留
主産地:マダガスカル
この精油はお気に入りのひとつです。ガイアのを使っています。
のどがデリケートなので助かるし、さわやかでソフトな香りも好き。
ただ、アロマテラピーの常識も結構、怪しいところがあって、この
精油はマダガスカル固有の植物「ラベンサラ」と言われてますが、
2003年に植物学者の調査で「クスノキ(Cinnamoum camphora)」
と同種だったそうです。
で、今は学名が変更になってます。しかし、産地が違うだけなのに、
精油の成分構成が全く異なるので、混乱を避けるためアロマ業界
では大抵、今までの学名が使われ続けています。
正式にはクスノキと同じCinnamoum camphoraになったのに
Ravensara aromaticaのままです。
さて、ラベンサラの解説を。
マダガスカルで「香りの良い葉」という意味。
スッキリした香りが心身の疲労を癒し、「ラベンダー・アングス
ティフォリア」同様、安眠へ導く効果が。
その他にも「ティートゥリー」同様の殺菌効果、「ユーカリ」同様
の呼吸器トラブルの調整効果があって、オススメ精油なのです。
もちろんスッキリした香り自体も私には合ってるようです。
【主な成分とその作用】
●酸化物類(1.8シネオール)の作用
→ 去痰、抗カタル、抗ウィルス、免疫調整
●モノテルペン系炭化水素類(サビネン、αピネン、βピネン、
γテルピネンetc.)の作用
→ 鬱滞除去、抗炎症、抗ウイルス
●モノテルペンアルコール類(テルピネン4オール)の作用
→ 抗菌、抗ウィルス、抗真菌
※催眠作用は多くの臨床結果から検証されていますが、どの芳香
成分が関与しているのかハッキリは分からないそうです。
ユーカリ同様に呼吸器系を整えるので、ラベンダー・アングスティ
フォリアやティートゥリーと組合わせて、風邪予防に効果的でしょう。
抗菌や消臭効果があるので、ボティー・フットスプレーや、マウス
ウォッシュ作りも可能です。
(AEAJの考えでは口に入れるのはタブーですけれども)。