|
テーマ:アロマテラピー!(1426)
カテゴリ:アロマテラピー
パインという精油をご存知でしょうか?
パイナップルが好きな私はその精油かと思ってました^^; パインはマツ科の常緑針葉樹、イギリス原産でヨーロッパ北部、アメリカ、カナダ、 ロシアに分布。ヨーロッパアカマツ、パインニードル、スコッチパインという別名も。 ニードルは針。つまり針葉の「葉」から採れた精油のことになります。 精油は、松果とか木部、あるいは葉などから水蒸気蒸留法で採ります。 学名が「Pinus sylvestris」のものを選びましょう。でないと毒性あるものも。 種類によっては刺激が強くアロマテラピーには不向きなものもあるようです。 アロマには葉からのものがよく、木部からのは香料業界で使われ質がよくない様子。 イランイラン、ユーカリ、ベルガモットと並んで、第4チャクラ(ハートチャクラ) を開き、愛情、人間関係、コミュニケーション、心臓、肺、胸、循環器、腕に働きが。 古代文明では宗教儀式と関わり、肺炎や結核のような感染症に使われていました。 デオドラントや抗菌特性があり、石鹸や入浴剤にも使われています。 ヨーロッパではクリスマスシーズンのムードアップに人気の香りだそうです。 子供の頃、母の田舎に帰省して製材所の前を通ると杉の香りがして気持ちも すっきりした記憶があります。 フランキンセンスやローズウッド、サンダルウッドなど樹木の精油は リラックスだけでなく精神統一したような落ち着きが得られる気がします。 どっしり根を生やして生きてる樹木の精力を分けていただいてるのでしょう。 パインはシャープなものも、やわらかなものもあるようですが、どちらも 清々しい森林の香りです。 樹木系のほとんどの精油には、シックハウスの原因のホルムアルデヒドを 分解する作用があることが最近分かってきて、建材に混ぜて使う研究もされて いるそうです。ということは、木を使った和風の建築だと、知らないうちに、 建材のホルムアルデヒドの害をある程度抑えてくれていたのかもしれません。 木の恵み。 神経系活性化の働きもあり、神経が疲労したり集中力低下の時におすすめ。 血液の循環も良くして、筋肉痛や肩こりを和らげるるそうです。 呼吸器系にも働きかけ去痰や鼻水を抑え、花粉症にもいいとか。 成分は種類によって違うようですが、 α-ピネン(モノテルペン炭化水素)→強壮 β-ピネン(モノテルペン炭化水素)→強壮 δ-カレン(モノテルペン炭化水素)→鎮咳 その他のモノテルペン炭化水素も含めて共通の作用として →抗炎症、うっ滞除去、コルチゾン様作用、抗菌、抗ウイルス、組織再生 など。 ピネンというモノテルペンは、木から採れる精油に多く含まれる成分ですが、 pineneという名はマツpine樹脂に多く含まれるところからつきました。 ピネンは基本的なモノテルペンで、樹脂を水蒸気蒸留したテレビン油から 採れたピネンから、リナロール、ネロール、テルピネオール、ゲラニオール などのモノテルペンアルコールを合成できるので、コストが第一の香料業界 (アロマテラピーと異なる業界)では重宝の様子^^; もっとすごいのは、香料業界で使われているパイン油(精油ではない!)。 製紙工業の副産物です。パルプ製造の際にとれるもの(硫黄化合物の臭気あり) や、木材を水蒸気蒸留または溶媒抽出して得られるものがあるそうです。 市販の石鹸や入浴剤に「パイン油」と書いてあっても、アロマテラピーの精油とは 似て非なるもののようです(-_-;) 気をつけたいですね。 マツには伝説や神話がたくさんあります。ジュニパーにも同様の話がありますが、 聖母マリアと幼いキリストがヘロデ王の追跡を逃れてエジプトに逃げた時、 松の木が優しく枝を垂れて二人を隠した話が。そのとき、幼いキリストが小さな 手をあげ、松の木の優しさを喜んで、松の実は幼いキリストの握りこぶしの形に なったと言われます。 また、ドイツでは松の木の皮がガサガサしているので幹のすべての穴は、森の精が 外界に現れる出入口と言われているそう。 冬でも枯れない常緑のマツには不思議な力が宿ると信じられてきたのでしょう。 私の好きなブランド、ガイアにもパイン精油がありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アロマテラピー] カテゴリの最新記事
|