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カテゴリ:スピリチュアル
ロハスというと小市民的な自己満足・道楽とか、商売に使われる軽薄な言葉に感じて
しまいますが、元々は米国の社会学者ポール・レイが1998年に提唱した真摯な言葉です。 Lifestyles Of Health And Sustainability =“心身の健康と地球環境に関心を持ち、持続可能な社会を目指すライフスタイル”の略。 持続可能な社会を目指すなら、地球の恒常性を邪魔しない範囲の中で生活することを意識します。 贅沢、むだなことはしない。 クリーンに保って自然の恵みに感謝し、自分自身の健康にも気を配って生きる。 地球を意識することで自分も大切にする。そういうライフスタイルを選択することです。 このライフスタイルに知的、魂的変容を加ていくと、“Holistic Transformation” ホリスティックトランスフォーメーションとは、全人的な変容という意味です。 身体性と、それを超えた精神性(こころ)と霊性(いのち)をも含めた変容です。 その中身はというと、 ■フィジカル・トランスフォーメーション(身体的変容) 自然食やベジタリアンなど食事、ウォーキングやヨーガなど運動からのアプローチ、 できるだけ自然の中で過ごす時間をもつことやデトックスをもっと暮らしにとり入れる。 具体的には瞑想、ヨガ、アロマテラピー、ヒーリングやアチューンメントを日常に 10分でも取り入れたら、デトックスにも有効でしょう。もちろん心のデトックスにも。 ■インタレクチュアル・トランスフォーメーション(知的変容) 1.アジア、日本人に多い、知性がなくても面白かったり可愛かったらいいやという志向 2.欧米人に多い理知的に過ぎる志向 その両方のバランスを取り、統合された知性に向かうことです。 キーはアート、カルチャーです。 読書、考え、話し、書き、芸術鑑賞や語学などを通して積極的に知的変容を進めることです。 ■サイコロジカル・トランスフォーメーション(心理的変容) 1.日本語では「私は」という主語が省略されるように自我のあいまいさ 2.「私は、私は」が過剰な欧米(中国も?)のカルチャー その両方のバランスを取り、統合された心理的なあり方の提案。 自分の内面を見つめる、他の人の内面も見つめる。 自分にも他人にも思いやり。心を慮る(おもんぱかる)。配慮という言葉の素晴らしさ。 しかし、それは他人だけでなく自分の心に対しても行うべきだったのです。 また、日本人は自分を謙遜するのが美徳でしたが、その謙譲の心の美しさを持ちながら、 もっと自分を高めるポジティブ思考や幸せ満開の言霊を習慣にしていくことです。 欧米人はもっと謙譲の美徳を知れたらいいですね(笑) ■スピリチュアル・トランスフォーメーション(霊的変容) 既成宗教や新興宗教と関わらないスピリチュアリズムの世界です。 宇宙のあり方、この世の中のあり方、人生にとっての幸せって何なのかを模索し考えて いくことで世界を広げていきます。 瞑想したり、自分自身も含めたヒーリングと祈り。 日本で言うと寺社仏閣に参拝するなら神頼みより、生きてる幸せに感謝し祈る。 アファーメーションを唱える。 ■エコロジカル・トランスフォーメーション (環境的変容) 環境そして魂にやさしい生活と商品の選択。 それが業界の変容を促す。 商売っ気のある人たちは、ロハスはエコより気軽な概念で誰でも続けられるところがいい とか言ってますが、そんなことはありません。 だって地球と自分と一体、と捉えているのだから、エコよりも深く、ある意味過激な 概念で、スピリチュアリズムに近い気もします(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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