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カテゴリ:スピリチュアル
子供の頃、やたらと五芒星を書きまくっていました。
五芒星という名前も魔除けなんてことも知らず。 自分でも、何で星が好きなんだか、わからないままに。 六芒星も時々書いていました。 ダイヤモンドという駒で陣地取りするゲームもこの形でしたね。 五芒星はソロモンの星、六芒星はダビデの星とも呼ばれます。 ソロモンの星は呪術を封じる護符、ダビデの星は呪術を召還する呪符でもあるそうです。 ☆ 五芒星は相生と相克=循環を表わす 古代中国の宇宙生成論=陰陽五行説では、万物を「木火土金水」(もっかどごんすい) の五つの属性に分け、その相生と相剋によって森羅万象を読み解きます。 五芒星の形状は、陰陽五行の「相生」と「相克」から二つ造られます。 それが五角形と、星型です。 五角形の頂点は木から始まり、右回りに火→土→金→水と対応し陰陽道の五行になります。 「相生」は無限の生成。 「相剋」は無限の対立を意味し、永遠の循環を表わします。 木が火を生み。火が土を生み…という相生の関係。 木は土に克ち、土は水に克ち…という相克の関係を表現します。 まさに、宇宙のエネルギーの循環。 触れるものを浄化し、使うもののパワーを増幅するのです。 この陰陽五行説は、日本に入り陰陽道として大成し、担い手を陰陽師といいました。 だから、五芒星は日本で陰陽師の安部晴明の紋章「晴明桔梗」となっているのです。 中国・日本の五行の特徴は、木-生命 火-結合 土-空間 金-物質 水-移動 に 対応していること。物質主観である西洋の四大(地水火風)・インドの五大(地水火風空) にはない、「木」に象徴される生命の要素が含まれ、相互作用、輪廻の考えが入っている のが特徴。 ここでいう相互作用とは、5辺を順に右回りする五行「相性」(左の性が右を支える)と、 一つ飛ばした次の角を結ぶ対角線の五行「相剋」(左の性が右を押さえる)の関係です。 なお、五行相剋を順に結ぶと、一筆描きで五芒星の形ができます。 *五行相生 木生火 木を擦り合わせて火をおこし、火に木をくべて大きくする 火生土 火が燃えると灰ができ、土に戻る 土生金 土の中で金属が出来、それを掘り出す 金生水 金属を空気にさらすと湿気が結露して水滴となる 水生木 木は水を吸って養われ育つ *五行相剋 木剋土 木は根を張って土中の養分を吸い上げ、土がやせる 土剋水 土は水の流れを遮り、堰とめる、土がが入ると水は汚れる 水剋火 水を掛けると火は消える 火剋金 火は金属を溶かす 金剋木 金属は斧となって大木をも切る ☆ 六芒星は相対するものの共生を表わす 二つの正三角形の組み合わせによって成り立ちます。 それぞれの正三角形が男と女、陰と陽、霊魂と肉体、天と地その他、 相対するものを表します。 その結合によって美しく形成されるこの線対称・点対称の図形は あらゆるものの融合、調和を表す形であるとされます。 五芒星を宇宙の循環システムをあらわす形とするなら、 六芒星は共生する大宇宙の相似形。 宇宙と共振し、そのパワーを受け、貯蔵・発振する形状とされています。 きれいな雪や水の結晶に、六芒星の形状があるのもその表れと言います。 ☆陰陽ということで言うと・・・、 循環を表す五芒星は外側に循環を表す五角形を持ち、この「相生」関係が陰を表し、 内側の五芒星は「相剋」関係で陽、二つが陰と陽の関係です。 共生を表す六芒星は上向きの三角形が陰、下向きの三角形が陽で、二つが陰と陽の関係。 そしてより大きく見れば、共生(六芒星)と循環(五芒星)、これも二つでひとつ、 陰と陽の関係です。 ☆ちなみに、太極図は大陰の中に小陽があり、大陽の中に小陰があります。 陰と陽、二つの性質を持つ勾玉が、二つの陰陽関係で形作られている。 五芒星六芒星と同じ関係です。 そうか、ひとつの宇宙の表現ですね。真理ですね。統合ですね。いいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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