「サッカーボーイズ」というタイトルに惹かれ、本屋さんで手にとってみた文庫本。
小学6年生の男の子のサッカーを通して成長していく姿を描いた小説です。
どこにでもあるごく普通の少年サッカーチーム。
強豪チームには負けるけど、それなりに勝ったり負けたりする強くも弱くもないチーム。
監督が感情で子供たちにどなり散らす光景もよくある。
(ウチのチームではありえないけど、ヨソのチームではよく見る)
こーゆー事ってあるある!とサッカーママなら首を激しく縦に振ってしまいます。
主人公の遼介に長男がかぶる。
長男も密かに色んな事を思いながらサッカーを続けてるんだろうなぁ。
母親としては身につまされる。
私は息子のサッカーに関しては悩むことが多い。
親のエゴや見栄を押しつけてしまったり。
親同士の人間関係だったり。
色んな気持ちを持て余す。
手放したいのになぁ。
そうやってアレコレ迷ったり、悩んだりして、親も成長してるのでしょうね。
私が息子たちのサッカーに関して、本当に望んでいるのは、ほんの少し。
大好きなサッカーを通して、自分のことをもっと好きになってほしい。
サッカーがあることで彼らの人生が豊かになってほしい。
(なのに、ついつい余計なことを言ってしまうんだよなぁ。。。)
息子がサッカーをするお陰で私の人生も豊かになりました。
ありがとう、息子たち。
サッカーボーイズ はらだみずき 角川文庫