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2005年05月06日
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37歳の誕生日を迎えました。
37歳という年には、特別な想いを感じてしまいます。

9歳の時、病気しらずで健康だった私は、宝くじの1等を当てるくらいの確率で、
スティーブンス・ジョンソン症候群という病気になりました。
母は、当時37歳でした。

自立して生きていけるようにと、重度障害者になった私を
厳しく育ててくれました。

37歳になってみて、この年齢で母もまた、私が歩いてきた道のりを
母親として、一緒に歩いてきてくれたんだなぁ。と感じずにはいられません。

障害を持つと、「誰よりも本人が一番辛い。」とよくいわれますが、
私は、本人より両親のほうが辛いのではないだろうか。と思っています。

経験していないことは、予想がつかなくて、誰でもとても怖いです。
おこった出来事の本質より、不安や緊張は、その本質を、
必要以上に大きく膨らませ、重いものにするのではないか。と思います。
私は、目の前にあるハードルを、現在進行形で、
ただ我武者羅にこえてきただけでした。
しかし両親は、自分には未経験の体験をしている私を、
あるべき方向に導くのも、困難だっただろうと思うのです。

37歳になった私が、母へ贈る言葉。

“人生には、人それぞれ、いろんなテーマがあるね。
 
 両親の愛情に恵まれずに、大人になる人もいるでしょう。
 金銭的に恵まれずに、育つ人もいるでしょう。
 大きな裏切りに、人を信用できなくなる人もいるでしょう。
 私は今生、肉体的に障害をもつというテーマを、選んだのだと思うのよ。
 ハンディキャップをもつことが、世の中の、一番大変なことではないんだから、
 お母さんも、もっと気楽になって欲しいと思うのよ。
 
 これからも、私らしく、生きてゆきます。
 すばらしい人生を、ありがとう。” (*^^*)





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最終更新日  2005年05月06日 14時18分04秒
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