大手外資系ＩＴ企業というものを辞め、フリーランスでアロマの仕事を始めて１か月。
まだ、時間の使い方がうまくなくて、朝寝坊してしまう時もある。
ゆっくり起きて、朝ご飯の準備をする。十穀米、とうふハンバーグ、トマトのサラダ、じゃがいもやおあげの具沢山のお味噌汁、実家の母の友人から頂いた、野生のどくだみ茶。
ゆっくり食べたあとは、お茶を飲みながらメールチェックして、午前中が終わる。

午後は、約束で外出したり用事を済ませたりすることが多く、夜はおうちでごはんを食べて、PCに向かう。そして、誘われて時々ディナーに出かける。
こんなふうに１月が終わろうとしている。

辞める前に、上司のＪさんが大反対した。そのセリフがいい。
彼は友達でもあったので、思い切り心配だったらしい。
「辞めたら、お洋服だってブランド品だって買えないんだぞ！
今の暮らしは望めないんだぞっ。よく考えろ。」

ごもっとも、ブランド好きなねこにとっては、大変なことだ。
でも、考えてもやりたい気持ちは変わらなかった。
だけど、辞める間際に、たくさんの方たちに送別会をやってもらうたび寂しかった。この人たちと離れるんだ、違う場所に行くんだ・・・と本当に寂しかった。
経済的にも不安だった。それまでの生活になれていたねこが、生活レベルを落とせないと思った。

会社を離れてフリーになった時、属していないことが寂しかった。
そんな気持ちを抱えながら、２週間ほどたった時、いろいろな方たちからメールや連絡をもらった。
それから、いろいろな人に会ううち、ようやく、自分のリズムが出来てきたのか、１人で１日を過ごしても、満たされた気持ちを覚えた。

朝のRunningで、大好きなレトリバーと出会ったり、クリーニングやのおじさんと挨拶したり、好きなケーキやさんを見つけたり、散歩して、春の気配を感じたりするなんでもない毎日。
だけど、身体と心がゆったり充たされる。
一人でいることも、大勢でいることも、大切で大好きになった。
お金を使わなくても、充たされる。

すごい年収をもらっていた時より、銀行残高が多いのよね～。
う～ん、お金は心の豊かさと比例するのか・・・。
確かに、うちの一家は、自営の弟や大企業のキャリアのねこより、
働いたことのない母が一番財力があるのだ。いまだに・・・=_=;