「母べえ」に感動
昨日,見たくて見れなかった「母べえ」の映画が、 wow-wowでやっていました。 本当のことを言うだけで、国賊となり、 意見を変えなければ、牢獄で苦しい試練にさらされる大学教授と その夫を信じ支える妻と子どもたちのお話。 私だったら自分の意見まげないで、苦しいことに耐えられるかな? 母として、子どもたちが苦しい状況に置かれていたら、どうするだろう? 信じることの難しさと苦しさ感じました。 でもそれだからこそ、あの時代にあって、お互いを信じあい、 子どもたちの苦しさもちゃんと受け止め、 自分も辛いのに懸命に生きる母べえの姿に 涙が止まりませんでした。 でも山田監督独特のユーモアもところどころみられ、 悲惨さの中に、母と子のつながりや この親子を支える人たちのやさしさが救いとなっています。 この人たちの存在が、随分力になったことでしょう。 その人たちも原爆や戦争でなくなり 親子だけになってしまいます。 手足をもぎ取られるような 悲しみを乗り越えて懸命に生きていく母べえ。 本当にすばらしいお母さんで、それを吉永小百合さんが好演していました。 まさにぴったりの役柄でした。 声高々に反戦を言うわけでないのですが、 じわーっと、大切なものを次々に奪っていく戦争の悲惨さが 感じられました。 それと共に、そんな中にあっても、人間って優しさをなくさず、 支えあって生きていくこともできるものだということを感じました。 尊い犠牲の上に今の平和があると思うので、この生活を感謝して 大事に生きていかないといけないなと思いました。