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よく晴れた午後、窓辺でうつらうつらしながら本を読んでいたら、
突然蒸気機関車の汽笛が ボーッ! と聞こえてきた。 この辺りは線路からも遠く、電車の音など聞こえてこない、 いや、それよりもこの近くを蒸気機関車が走ってるなんて聞いたこともない。 いったい何なんだろう? 結局分からないまま、立ち上がって新しいお茶を淹れにいく。 急須を片手にポットのボタンを押すと、 お湯と一緒に蒸気機関車が急須の中に駆け込んでいった。 なぁんだ。ここからだったのか。 ガラス製の急須の中では、お茶っ葉が舞う中を 蒸気機関車がぐるぐるぐるぐる回っている。 せっかちな黒出目金みたいだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.10.09 01:06:28
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