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上海3日目~其の四
さてこの日は朝から平和に蘇州観光...のはずが... 何事もなく、私たちのツアーから私たちと大学院生の女の子と人の好いおばさんとガイドさん、そして東京発ツアーから参加のおじさんを加えて9人乗りのワゴン車に乗り込み出発。 しかしその後、もう一つのホテルに誰かを迎えに行くという。 その辺の事情をその時にはまだ知らなかった私たちはきょとん! そしては街中を走り、私たちが泊まっているホテルとは雲泥の差もありそうなゴージャスホテルの前に止まった。 ガイドさんが「もう一人のツアー参加者を呼んで来ます」と言って連れてきた人を見て妹が声を上げた。 「また変なん来た~!!」 確かにヘンテコな格好をしたオバサンだけど... 人を見た目で判断してはいけません! って言ったけど、車に入ってくるなり... 「私、前に座りたかったんだけど、もう座れないわね!」 と後ろの3人掛けの椅子に2人で座っていた私たちの横に座った。 本当は運転席の後ろの二人掛けのところにおじさんが一人で座ってたんだけど、そこにガイドさんが座ると思ったみたいで... 助手席に乗り込んだガイドさんを見て「なんだ...」 でも一度座ってしまったので、そのまま... そしたらいきなり「私ね、一昨日上海に来たんだけど、フットマッサージに行ってね~。よかったわ~」と話し始めた。 私はいきなりの話で「はぁ...」と生返事を返して聞いていたんだけど、「どこどこで何して、何買って、まだ2万円しか使ってないのよ~」 ハッキリ言って「だから何?」って感じなんですけど... 第一印象、変な人... 格好も変だけど、やっぱ中身も...?? 市原悦子さんに似ているので、市原さんには申し訳ないけど仮称エツコとしよう。 蘇州に着いて寒山寺に行った時だったか、瓢箪に日本でもよく観光地で見る竹製の縦笛のような物を2~3本つけた笛を売っているおじさんが近寄ってきた。 その笛がなかなかの腕前だったので、ちょっと興味をそそられたけど、どうせ買わないやと思って無視してみんなで足早に通り過ぎようとしたら、後ろからそのエツコが「待って~」と... オジサンに引っかかっている。 はじめ170元と言われて、高いと言ったら20元と言われ、「10元だったら買ってもいい」なんて言って、捉まったらしい。 それで10元で買おうとしているエツコ。 持っていたヴィトンのボストンバッグを、口をあけたまま道路に放り出して財布からお金を出して笛を買おうとしている。 それを狙ってか、怪しいオジサンたちが2人ほどそのバッグにそ~っと近寄っていっている。 本来なら「あんな所にバッグ放り出しているのが悪い!」って放っておきたいところだけど、ここで問題が起きて迷惑をするのは私たち! 折角のツアーをこんなしょうもないことで邪魔されたくないので、妹と駆け寄りバッグをガード。 「あら、ありがと」とエツコは危機感ゼロ! 呆れる私たち... そしてそのツアー中、端々で自分の自慢話を始める(主に今回上海が3度目と言うことと、お金のこと)エツコ。 私たちのツアーのいい方のおばさんが連れにされて被害を被っていたけど...(^。^;) お昼ごはんを食べた時も、私たちは昨日のあまり美味しくなかった料理に比べ、今日のは美味しいねって言いながら食べていた。 そしたらエツコが、好い方のおばさんと院生の女の子がトイレに立った途端、私の方に耳打ちしてくる。 「こんな不味い料理って滅多にないわよね~」 それは嫌味ですかいっ! それから水路を遊覧して、虎丘に行き、刺繍研究所に行ったところで、またやってくれた! エツコはクリムトの絵画を模写した170万円もするという刺繍に心を奪われた様子。 「いいわぁ~」を連発していると、尽かさずオジサンが交渉を持ちかけ、80万円まで値段が下がった。 その時、良いおばさんが1万円の月下美人の刺繍作品を買っていた。 それを見ていたはずなのに、大きな声で 「やっぱり、あの1~2万円の作品と、こちらとじゃあ、全然違うわよね~」 そりゃ~、違うでしょうよ~~っ でも折角気に入って買っている人がいる前で言わなくてもね~~! そしてその後も、「やっぱりいいわ~。80万円ですって! 安いわ~!!」を連発しつつ、「でもこの間、数十万もするダイヤを買ったばかりなのよ~」と大声で話す。 妹がたまたま近くで聞いていたらしいんだけど、店のオジサンが「これは皆さんには内緒ですが、50万まで下げます。どうですか?」って言っていたらしい... 結局エツコは買わずに店を後にしようとした時、 「ちょっと待って~! 薬飲むわ。さっきの80万円って聞いて、心臓がバクバクしてしまった」 とバッグから精神安定剤か、心臓の薬か知らないけど、何か薬を出して飲んでた。 ガイドさんは何でそんなことになったのか理解できなかったみたいだけど、私たちも理解できへんわ~。。 でも良いおばさんは、あんなに嫌味を言われたにも関わらず、手伝ってあげている。 それなのに、まだ車に乗るまで「もう80万円よ~。安いわ~! でもダイヤ買ったばかりだから~。もうタイミングが悪いわ~」とずっと言っていた。 車に乗ってから、おばさんがさっき買った刺繍を見せてくれた。 丁度いい大きさで、飽きが来なさそうな上品な花の刺繍だったので、妹と院生の子と3人でそう言って褒めていたら、「よかった~。無駄な買い物してしまったんじゃないかって、ちょっと心配だったの~」とおばさん... ホント、謙虚なおばさんだわ~。。 そして車は上海に着き、これでエツコともやっとお別れできるって思ったけど... 最後が一番強烈でした! この後、私たちと院生の女の子Sさんが豫園に行きたいって言っていたら、ついでに送って行ってくれる事になったんだけど、エツコはまたもやフットマッサージに行くことになっていて... まずは私たちのホテルにおばさんとおじさんを送っていった。 お二人が降りると、いきなりガイドさんに向かって 「冗談だったの!」 とわめきだしたエツコ。 その後、「返して! 返して!」と繰り返す。 ガイドさんは何を言われているかわからずに『ポカ~ン』をしていると、余計にエツコはヒステリックにわめきだした。 私も最初、何を言っているのかわからず、フットマッサージの予約の時間にでも遅れて、その料金を返せとでも言っているのかと思ったんだけど... よくよく聞いてみると、蘇州で船に乗った時、その代金をみんなが支払ってなくて、自分だけ支払ったからその代金を返せってことだったらしい... 「あの人たち、お金払ってないじゃない! 私も返してよ!」ってガイドさんに食って掛かっている。 ガイドさんもようやく意味がわかったらしく、おじさんには刺繍研究所のお店の中で払ってもらったし、おばさんは自分のツアー客で明日も会うから、明日の朝支払ってもらうってことを説明したけど、エツコは納得せず... 私たち3人が降車するのは一番最後だったので、車を降りる時に支払おうと財布を出して用意掛けてたんだけど、慌ててエツコの前でガイドさんに支払って、ようやくエツコもしぶしぶ納得した様子。。 本当にガメツイ! 関西人の方がガメツイって思われがちだけど、関東人の方がよっぽどがめつくイヤラシイやん!って思ったよ... 後から聞いた話では、ガイドさんは本気でその料金のことを忘れていたらしい...(^m^;) 先にエツコの目的地のマッサージ屋に着いて、エツコとお別れ... でもエツコを送って行って車に戻ってきたガイドさんが見つけたものは、エツコのカーディガン! 「どうしましょう。もう私はあの人に合わないし...。タクシーであのホテルまで持っていくのはイヤだし...」 ととても困った様子。。 ガイドさん、私たちを豫園まで送った後、次のツアー客を迎えに空港まで行かなければならないらしい。。 うぁ~、働きすぎじゃん! 結局、そのカーディガンはガイドさんがエツコのツアーのガイドさんに合う事が出来たようで、無事に本人の手元に渡ったそう。 ホント、最後まで迷惑をかけっぱなしの嫌なババァでした!
つづく
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