もうコンクール前日になってもバンドの雰囲気は良くないまま。。
こんなんでいい結果が出せるわけない。
ホント、中学からの経験者で入ってきている新入部員がすべてをぶち壊している。
あなたたちに一々指示されなくても、先輩たちだってずっとコンクールに出ているんだし、わかっているっつーの。。
ホント、何様のつもりか…
自分たちは全く練習しないし、コチラの話も一切聞かないくせに、意見できる立場だと思っているのかって!!
二言目には「中学校の時は…」って。。
そんなに中学校が恋しかったら中学校に戻って来いって!
私は諸悪の根源はコンクールだと思う。
コンクールで賞を取ることだけに躍起になって、音楽の本質を失いかねない。
何で芸術を体育会系のようにしてしまわなければいけないのか?
それもこれも結果でしか良し悪しを判断できない学歴社会・成績重視主義の日本の体質のせいだと思う。
学校の部活動にしても、成績を収めないと存在理由を認めてもらえない。
元来芸術って競うものではないと思う。
それでもコンクールで賞を収めなければいけないので、それぞれの価値観や実力の違う者が一緒にやらなければならないわけで…
当然その中で人間関係のゴタゴタが起きる。
特に最近は昔の年功序列文化が崩れてきて、人を敬う心が無くなって来ているような気がする。
年功序列とは単に年上が威張って、年下がヘコヘコするって言う意味じゃないと思う。
年長者は下の子をよく導き、年少者は目上の者を敬う。
そこにはお互いを尊重する意味合いがあると思うんだけど…
最近は変なアメリカナイズされて、どうも欧米の悪い(もしくは個人主義として都合のよい)ところばかりが真似され、本当に見習ったらいいところは取り入れられず、そして本来日本人が持っていた良き面が失われてしまっているような気がする。
話はそれてしまったけど、成績重視というそういうお寒い性質を未だに持つ日本だからこそ、芸術の発展しない。
結局芸術家たちは海外に出るしかない。
例えば、音楽家たちを評価するのに、すぐにプロフィールを見て「○○音楽大学出身」とか「○○コンクール優勝」とかで、演奏を聴く前にその人の価値を決めてしまうのは日本人だけ。
国内の音楽大学でさえ、吹奏楽の県大会で金賞取っていたら、ほとんど無条件で入学できると言う所もあるらしい…
それこそ本人の実力なんてわかるはずないのに…
海外ではそんな過去の栄光は通用しない。
今だけ。。
今、どれだけの演奏ができるか。
もっと単純に言うと、自分が聴いて「素晴らしい演奏だ!」と思ったものにしか反応しない。
何でも「ブラボー!!」って言っているわけではない。
日本では意味もなく「ブラボー!!」と声を掛けたがるオヤジがいるけど…
勘違いも甚だしい。
こういう音楽事情がとってもイヤに感じる時がある。
あのね、高々3年間、ちょっと吹奏楽やってきただけのガキに偉そうに言われるほど、私は勉強してこなかったわけじゃないの。
今、なんで私が君たちの前に立ててると思っているのか?
そういう叩き揚げの練習なんてしたくないから、優しく言っているのに、それを完全に舐めてしまっている。
吹奏楽のそういう面や人間関係がイヤで、自分自身も中学の時に、早々と辞めてしまって、そんな理由から吹奏楽が一時期嫌いになっていたから忘れていたけど、私だって中学の吹奏楽部員だった時に、地区大会で金賞取っているのよ!
でもそんなん私にとって今や何の価値もない過去のものなのですっかり忘れていたけど…
だからこれだけ学生の時に吹奏楽と言いながら、その後管楽器奏者があまり育たないのはそういう理由からだと思う。
正直、日本のプロの吹奏楽団の演奏って、どうも心に響くものがない。
いいなぁって思うと、やっぱりアメリカの楽団の演奏だったりする。
吹奏楽というジャンル自体はとても楽しいし、いいと思うのに、こういう日本の吹奏楽のあり方はやっぱり嫌い。
逆に音楽、芸術から離れてしまって、音楽の本質をわからなくさせてしまう。
こんなギスギスした音楽なんてやりたくないし、そんな音楽を演奏した所で誰にも感動を与えることなんてできない。
その辺りが変に叩き揚げで吹奏楽をやってきた人間にはわからない。
いつか気が付く時もあるのかもしれないけど…
気付かなければきっと一生音楽の本質をわからずに、ただ音を鳴らしていくだけで音楽を奏でているつもりになってしまうんだろうな~。。
そんなんで楽しいんだろうか?
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