今日は仕事が休みだったので、神戸市立博物館で開催されているインカ・マヤ・アステカ展へ行くことにした。
実は、自分では忙しくて行くつもりなかったんだけど…
こういうの大好きな祖父が、行ってこいとお金まで出してくれるものだから、行かざるをえなくなり…(^。^;)
本当は自分が行きたいのだろうけど、行くのがしんどいのだろうね~。。
一緒に行こうっても言ったんだけど、「お祖父さんも見たいんやけど、まぁ見てもこれから先、そんなに長いこと憶えてられへんからなぁ~」と訳のわからない返事が…
まぁお祖父ちゃん孝行に行ってきて、パンフレットでもお土産に買ってくるか~ってことで…
やっと暇が出来たので今日決行!
妹と行くように妹も貰ってたんだけど、どうにも休みの日が合わないので、一人で行くことに…
ああいうところは一人の方が自分のペースでじっくりと見れるしねv
空いている時間を狙って、お昼ぐらいに着く計算で家を出たんだけど、駅に向かう途中、6kmの渋滞に嵌り…
しかもJRが事故で遅れ…
仕方なくランチを先に、ドトールで済ませ、着いたのは2時前。。
でも思ったより混んでなくて、ゆっくり見れました♪
抜かりなく事前に神戸会場のサイトから割引券をプリントアウトして行ったので、100円引き(^m^*)
しかし大学生だったら800円だったのに…><"
まぁそんなことはさておき…
まずは3階から…
最初はマヤ文明から…
マヤが一番歴史が古く、長いのね~ふむふむ...
やっぱ最初に巨大な石版のレリーフを見ると、文明の偉大さに圧倒されて、涙が出そうになります。
でも2、3個目位になると目が慣れてくる??σ(^_^;)
翡翠の仮面は恐い!
昔の江戸川乱歩の小説に出てきそうな…何とか仮面とか?
そんな感じ…(^。^;)
文明としてはアステカが一番残酷で(生贄の話がハンパでない!)、ずっと説明文を読んでいてキツかった。。
生贄にされ、命を絶たれた人の方がまだマシだったんではないかって思われるほどの、王と王妃の自己犠牲。。
この文明の王にはなりたくないって思いました(-_-;)
捕虜を生贄にした後の頭蓋骨を串刺し(?)にしてズラ~って並べているのも悪趣味~~!
でもこれにもその文明の伝説や物の考え方によるものなんだよね~。。
太陽は神様の犠牲によって生み出されたものだから、自分たちも犠牲を払わなければ、太陽はその輝きを失ってしまう。。
非科学的だけど、自然を畏れ敬い、それが与えてくれる恵みに感謝するという理念から考えると、これ以上の敬意の表わし方はないのではないかって思うね。。
現代の人間は、自然によって生かされているんだって事を完全に忘れて、驕り高ぶってしまっているから…
こういう文明の残した軌跡を辿ることによって、そういうのを思い出さないといけないなぁって思いました。
それにしても、アステカの神様はユーモラスなお顔をしてらっしゃる…
特にまん丸メガネのフレームを掛けた様な目と、牙の生えた口元とかね。。
時に奇抜すぎるのもあるんだけど…
インカの展示が一番多かったんだけど…
まずはやっぱインカといえば黄金!!
そのほとんどが、スペインに奪われてしまって、その形を失ってしまったので、どれだけのものを王が持っていたのかわからないということらしいけど…
何とか残っていたっていうものだけでも凄い!
エジプトの黄金マスクなどに比べると、薄っぺらいような気もするけど、それだけ金属を延ばす技術っていうのもあったのかなって…
まぁ時代がかなり違いますけどね。
いや~、それでも十分に圧倒されますよ!
インカは文字を持たなかったと言われていますが、通信方法はあったみたいで、帝国各地の情報は、ちゃんと王に伝えられていたそうです。
それでないとあれだけの距離のある地方を統括なんて出来ませんよね~。。
文明としてはやっぱインカが一番いいかなぁ~。。
なんて考えているうちに最後のブース。
ミイラの展示です。
エジプトなどのミイラとかなり違いますね~。
エジプトなどのミイラは、皮が骨に張り付いているって感じで、ほとんど骸骨って感じですが、インカのミイラはちゃんと間に肉が残っているって感じ?
毛もそのまま残っています。
犬やモルモットなどのミイラもありましたが、コチラも毛がふさふさ。。
特に何の加工もしなくても、自然とミイラが出来上がるという乾燥した土地ならではのミイラなのかもしれませんが…
やっぱ、死んだ後は朽ちていき、最後には何もなくなってしまう日本で育った私には、死んで後、こうやってまだその姿を人前にさらしているっていうのが理解しがたく…
何となく死者への冒涜のような気がして、思わず手を合わせたくなったのですが、他の人から変な目で見られそうだったので、心の中で(-人-)
説明によると、こうやって死んだ後も遺体の朽ちないアンデス地方では、死んだ後は何もなくなるっていう私たちとは、死というものに対しての捉え方が違うらしく、死んで後も、家族たちによって着替えをされたり、手入れされたり、生きている時と同じように扱われていたそうです。(一応埋葬はされていたそうですが、定期的に掘り出されたり、家の中で座らされていたりってこともあったそう...)
そうやって考えてみると、死んだ後にこうやって海外旅行しているなんて凄い!(笑)
しかし団体で来ていたおばさんたちは不敬にも「あ~、もうここイヤや~、気持ち悪い~。もうあっちいこ~!」って…
ここに来るまではそういう来場者はいなく、老若男女、みんなそれぞれ熱心に見学してたんだけどね~。。
最後の最後に…
展示自体は、NHKも主催に加わっている為か、映像での説明なども豊富で見やすかったと思います。
いやぁ~、それにしても見応えありました!
入場料の元は取ったって感じ?(←な~んて、せこい事いってみる?)
出たところがショップになっていて、南米のグッズがいっぱい!
何か買って帰ろうかなって思ったんだけど、これっていうのがなく、結局当初から狙っていたパンフレットを買って帰りました。
今回の展示品219点全てが解説付きで載っているというパンフレットはとても分厚い。。
見応えありそうです!
家に帰って早速お祖父ちゃんに渡すと、嬉しそうに「後からじっくり見させてもらうわ」って言っていました。
神戸は12月頭までですが、年明けにまだまだ岡山や福岡の方にも回るそうなので、そちら方面の方は是非お見逃しなく!って感じですよ♪
それにしても、考古学ファンって意外に多いんですね~。。
やっぱロマンですよね(*^-^*)
最初は乗り気でなかったけど、お祖父ちゃん、ありがとう!です。
日記の内容に関係のないコメントは、掲示板(BBS)の方へお願いします。
日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b