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テーマ:音楽のあれこれ♪(507)
カテゴリ:音楽のこと
この間試聴したアルバムを買いましたv 2002年にロシア・ボリショイ交響楽団『ミレニウム』の首席指揮者に就任した西本智実さん。 『スズキSX4』のCMでおなじみの、あの宝塚の男役スターさんのような女性指揮者です。 実際、大阪音大時代に阪急電車に乗っていると、宝塚の生徒さんたちに先輩と間違われて挨拶されることがあったという逸話も残っているそうです。 あの宝塚張りの舞台衣装は、周りの人間がそんな西本さんに面白がって着せているっていう話を聞いたことがあります。 実のところ、音楽の世界ってまだまだ男女差別が激しい世界で、かのベルリンフィルなんて本当につい最近まで女性は入団できなかったくらいです。 特に指揮者の世界ではそれば根強く、その中で女性の指揮者が認められ、一つの交響楽団の主席指揮者にまで登りつめたって言うことは物凄く画期的なことです。 しかもあの若さで… もちろんそれだけのセンスと才能とそれ以上の努力があってのことだと思われますが… なので指揮をしている姿にも、やはり他の男性指揮者にはない気迫を感じます。 そういうところも、ご本人も仰られていましたが、ロシアなど極寒の地の厳しい自然の中から生まれた音楽が合うのかもしれませんね。 このアルバムではタイトルにあるように、フランスの作曲家ラヴェルの曲が「ボレロ」を含めて2曲入っていますが、後はボロディンに始まり、ハチャトゥリアン、ムソルグルキー、チャイコとロシアの作曲家の作品が並んでいます。 あっ、フィギュアスケートで浅田真央ちゃんと織田信成選手が使っている「仮面舞踏会」も入っていますよ。 実際に聴いてみた感想ですが、速く演奏する箇所が異様に速い! ちょっとオケの方がその勢いに付いていけてないのでは?って思えるくらいに…(^。^;) やっぱ若さでしょうか? でも大胆で豪快な中に、女性らしい繊細さと情感豊かな表現力を感じます。 また伝統に縛られた男性指揮者が超えられない壁をいとも簡単に超えられている(実際は大変だと思いますが…)感じがします。 とても自由な感じがしますね~。 特に勢いとか気迫を感じます。 なので、今まで聴きなれてきたイメージと随分違うなぁって感じるところもあるのですが、逆にそういうのが斬新に感じられたりする1枚でした。 日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 21, 2009 05:06:15 AM
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