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 旅の空はうわの空 ~空感工房 ~

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Oct 2, 2006
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カテゴリ:日々雑感



それは、「一番好きなもの」、
だったような気がする。

これまでだと
入学試験、恋愛、そして就職なんかかな。
大学入試では、昔から行きたいと思っていた大学をなぜか受けずじまいだった。

自分にとって、恋愛や就職より、特にミスったと思うのが大学入試なのである。
それは、行き先をミスったというのではなく、
受験の時、自分の在り方を見失ってたからだ。

まわりの目を気にして、本命の一番好きなもの(ここでは大学)ではなく、
代わりの一番人気を立てていたと思う。
しばしばその「避けるモード」に誘い込んだのは、あいまいな情報だ。
担任の先生の「今回の模試の成績じゃ、難しいんじゃないか」というセリフだった。
恋愛で言えば、男友だちの「あの子には彼氏がいるぜ」的セリフだろう。
そんなことを聞くと、若造な時期にはなんとなく納得しようとしてしまいがちだ。
だから、準備に苦戦する、もちろん結果も惨敗。

そうして一番好きなものを避けていると陥る
よくあるパターンは、
 
 「一番好きなものを避ける」
      ↓
 「ややあきらめモード突入!」




後に、「あの会社にはもぐりこめないだろうな」という勝手な思いが生まれたのは、
受験トラウマ的な「ややあきらめモード」が進行中だったからではないか。
まだ若かった。

そんなこんなで「一番好きなもの」をよく避けてきたと思う。

でも、これらは「本当に好き」ではなく、「とりあえず好き」レベルだったんだろうと思う。
だから避けれた。
きっと、それ以上のところまで、突き詰めてなかったんだなあ。
余裕もたいしてなかっただろうし、視野も狭かっただろう。

「世の中、好きだけじゃできないことがある」
昔、上司に言われたことがある言葉。
それが、単なる「好き」レベルを超えて、
「本当に好き」になると、できることになるんじゃないか?

今だと、「あ、これしかないな」と思ったものに対しては、
自然に挑んでしまう。
企業などであれば、なんとかもぐりこもうとする。
(「本当に好きモード」のときは、なかなか対戦成績がいいのである)
友人の結婚式の司会や二次会企画運営、なんでもきておくれである。
それは、背筋がゾクゾクするようなもの。ブルっとくるもの。
以前、大学や企業に対しては、一度もそんな感じを抱いたことはなかった。
(いまは、企業に対しては少し思う)

本当に好きなものは理詰めで求めていくのは無理なのだ。
感じた後、理詰めをしていかないと。

いま、その理詰めがたのしい時期である。




※ちなみに、もぐりこむあの手この手を考えるより、まともに入るほうがはるかにラクである(笑)





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Last updated  Oct 2, 2006 04:24:15 PM
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