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大学4年の頃、
卒業まであと3ヶ月という時期に大学を退学したくなった。 学費を出してもらって行かせてもらっているのに、 なんと馬鹿なことを考えたのだろうと思うが、 それはなんとなく思ったことではない。 単に意味のない所属から早く離れたかったのだ。 卒業まで残り3ヶ月というと、真冬のど真ん中。 卒論も提出してあとは卒業式を待つだけ。 とりあえず大学生という身分で、何もするわけでもないのに大学に所属している。 その期間があまりに意味なく、もったいなく思ったのである。 その間ぼけ~っとできるのだから、していればいいのだけれど、 それはどうもできない。そんな期間だった。 かと思うと、2年生の頃、しばし休学したいと思ったときには、 学費は100%納め続けないといけないという学則に縛られできなかった。 なぜ大学には休学を実現するシステムがなく、最後に無駄な時間をくれるのかなとも思った。 (さすがにいまは休学制度もあるだろう。一応、国際を冠した学部なのだから) 個人的な感触だが、 ひとつの場所に4年住めば、だいたいのことはわかってくると思う。 買い物のこと、お店、ことば、いいこと・悪いこと、 ひそかなおやすみスポット、コミュニティの絡みなどなど。 それは組織でも同じなのではないか?と思う。 なぜこっちは思うなのかというと、4年以上所属した組織は大学と小学校だけだからだ。 あまりに居心地がいいと、なにか離れたくなる。そんなとこもあった。 心のそこでは多分安定したいんだけど、たいして安定はほしくない感じだ。 なにか、創造力が目減りするように思うのだ。 50代にでもなれば、多少考えは変わるだろう。 人生80年、かつ18歳以降だけで4年ごとに引っ越すと、 引越し15,6回はできてしまう。 そんな身軽な人生も立場によってはいいなと思う。 引越し後、3年半~4年にかけては 今後の動きを考え、なにか疲れ、いきおいやや惰性になりがちな 下準備の時期である。 そんなのが毎度来ると疲れるから、人は定住するんだろうな。きっと。 安定っていいんだけどね。 不安定をたのしむ特性っていうのも、人にはあると思うな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 13, 2006 12:33:30 PM
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