旅の空はうわの空 ～空感工房 ～

あーたのしいなあ。やめられないなあ。
と思いつつ、楽しめる瞬間、
それは、旅先の本屋で本を買うとき。
あまりハイテンションではないのがまたいい。
だいたい帰りの電車や飛行機に乗る前が多い。

カバンのスキマとも検討しつつ、
本屋の棚をまわる。
だいたい、軽く薄さもちょうどいい新書に落ち着く。
飛行機のチケットを挟みやすいのもミソ！
だけど、今回は単行本にした。
タイトルがそのまんまでしょ！
内容があまりに素敵すぎた。

筆者が東京の街中、日本をぶらぶら散歩して
地のものを食べてみたエッセイ。
ちょっとニッチな旅と自然へのまなざしが素敵。

日本の自然は６月がいちばんよい。
それは、日本の風景は雨に合うから。

という文には、ちょっとぐっときた。

京王井の頭線は街の中にとけこんだサンダル履き路線、
だから高架にはしないでほしいなあとか、
以前取材に行った、
会津のそばの名産地へ駅から歩いていったら、
夕方には全部閉まってて、タクシーが来るまで近所の家に上げてもらい、
日清どん兵衛をご馳走になったとか。
（歩いておなかがすいていたので、助かったらしい）


装丁も素敵、飛行機で隣の席のお姉ちゃんが、
気になるらしく、ちらちら見てた。

ひさびさのクリーンヒット！！